樺沢紫苑の札幌激辛カレー批評 |
カレー工房 インド本店 旭川市大町1条10丁目
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10年ほど前旭川に住んでいたとき、「インド」ではデリバリーサービスをやっていた。大変便利で、週1回は食べていた。当時「10番」の辛さを食べていて、職場では不気味がられていた。 「インド」は旭川では有名で、カレーファンであれば当然知っているだろう。インドカレーの「インド」とルーカレーの「米米亭」が旭川の二大老舗店である。 「インド」は、昭和60年オープンというから、年季が入っている。 インド風、パキスタン風、日本風、英国風の全く異なる四種のカレーがそろう。それぞれ、全くベースのスープが異なる。 |
定番は「カシミール」。トロリとした食感のあるスープ状のカレー。スパイスのパンチがあり辛さも心地よい刺激。うまみ十分で、塩加減が丁度良く、スープだけ飲んでも十分おいしい。またライスと合わせてもよい。具が少ないのが少しさびしいが、インドカレー(通常一皿にメインの具は一種)なのでしょうがないか・・・。 「ガンジー」はスープ状のひき肉のカレーである。同じインド風でも、「カシミール」「ガンジー」「チキン」は、全く別な味である。 素焼のの器は、良い味わいを出している。この店のために特注された器である。 辛さは30番まで。10番(激辛)を食べたが、なかなか刺激的な辛さである。これ以上の辛さも食べられそうだが、激辛好きのスタートの辛さとして10番は適当だ。中辛は五番くらいか。 |
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中庭のある回廊状の構造、コンクリートが露出した壁は、カレー店とは思えない。レストランの落ち着いた雰囲気である。 値段は780−880円が中心となっている。この味のレベルと雰囲気からは、格安である。市内に支店が三軒あるが、共通のスープ工房で仕込んでいるので、味は同じとのこと。 とにかくスープの種類が多い。何度来ても楽しい店だ。 (2003年6月27日) |
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