樺沢紫苑の札幌激辛カレー批評 |
アジャンタ カリ店 (大谷地) 札幌市厚別区大谷地西5丁目2-5
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元祖スープカレーの店「アジャンタ 薬膳カリー店」の、手稲店に続く二軒目の支店が、この大谷地店である。場所は、大谷地インター、または南インターを降りてすぐであり、車で行くには非常に便利な場所に立地している。 支店ということだが、メニューと値段などが、微妙に違っている例えば、「とり」は本店が980円に対し、大谷地店では1000円というように。スパイスが白いプラスチックの薬ビンにはいっているのは、本店と同じである。 |
表面の油層が分厚い。「ヤサイ」よりも、チキンから出た油が加わり、かなりの油がスープ表面をおおっている。大きなチキンが二本も入っている。この大きなチキンが二本も入っているチキン・カレーはなかなかない。すごいボリューム感である。あっさりとしたスープはおいしい。チキンはトロトロになっており、スプーンだけでほぐれる。スープのあっさりとと、チキンのこってりが調和して、丁度どよい味わいになっている。 とかと、表面の油膜は、やはり油っぽく感じて、私は好きになれない。 他の具は、ニンジンとピーマン、キノコが数本入っている程度。ニンジンの下味がなく、甘味が感じられない。 ライスは黄色いサフランライスである。本店が白いゴハンであるのと、大きく異なる。壁には、ライスをスープに浸して食べると、もっとおいしいと書いてある。実際、やってみると、サフランの風味がスープに浸透して、スープの味わいが増し、本当においしくなった。 |
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自分で追加する辛味は、各テーブルの上に置かれている。各テーブルに置かれていない本店より、かなりサービスは充実している。大さじ、一杯の真っ赤な香辛料を加えてみるが、そんなに辛くない。辛味系のスパイス香辛料だけではなく、風味系のスパイスが多くはいっている。したがって、スープの風味がかなり変化して、違った雰囲気でスープを楽しめる。 とにかく、ボリュームが多い。ライスは多くないが、チキンとスープが非常に多い。普通の人は、ライス大盛りする必要はないはず。むしろ、他の客をみても、残している人がいたりして、もったいない感じがした。 本店では「カシミールカレー」は土日の限定メニューだが、ここでは定番メニューとして毎日楽しめる。また、夜21時まで営業しているなど、本店よりもサービス面が充実している。 (2001年7月1日) |
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