樺沢紫苑の札幌激辛カレー批評
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ベンベラ・ネットワーク・カンパニー
Bem Bera network company

 札幌市中央区南2条西7丁目
 M's SPACE 1F

 011-231-5213


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テンペと野菜たっぷり
ベジタブル(900円)
+辛さ4 アフターデス(150円)

再食 テンペと野菜たっぷりベジタブル
 久しぶりに「ベンベラ」を再食。最近はスープ切れが早く、夜の営業というよりも、実質上夕方までの営業。行きたくても行けないというジレンマ。
 さて、新メニュー、インドネシアの発酵食品テンペを使った新メニューがある。「テンペ」の評判はどうですか? とたずねると、「あまりの良くないですね(笑)」とのこと。
 しかし、あえて挑戦する。「テンペと野菜たっぷりベジタブル」
 あいかわらず、「ベンベラ」はうまい。スープの旨みと心地よい辛さのハーモニー。そういえばこの種の心地よい辛さの店が、最近少ないかも。最近の新店は、辛さよりもスープの旨さに、力点がシフトしているようだ。
 さて、テンペの味は・・・。テンペは、テレビで特集されているが、食べるのは初めて。ふむ。正直あまり味がない。よく味わうと納豆の風味があるが、納豆と比べるとそれは五分の一にも満たない。食感はボソッとした感じで、豆腐を圧縮して乾燥させたような雰囲気。テンペに関しては、「うまい」とは言えない。あらかじめスープに浸すなど、味をつけておいた方がいいかも。まあ、身体に良いものというのは、かならずしもおいしくないということもあるから、こんなものか。スープカレーの相性という店では、「納豆」に軍配あり。
 まあ、テンペ以外はあいかわらずの旨さだからいいや。  (2004年1月)

 

再食 
 「ベンベラ」を再食。最近は、スーフプ切れ時間が早まっている。土曜日19時に入店するが、ギリギリ最後のカレーだった。
 「キーマ温玉ベジタブル」4番ほ試食。あいかわらずうまい。塩加減、油加減適切。ボリューム十分で大満足。
 スープに温玉、そしてライスには目玉焼き。ダブル玉子も、しつこくない。
 友人の「温玉ナットオクラ」を試食させてもらうが、単に納豆がそのまま入っているだけでつまらない。スープ全体が納豆汁のような風味になってしまい、本来のスープのシャープおいしさを損なっているような・・・。納豆汁化したスープをおいしいと思える納豆好きでないかぎり楽しめないかも。

bembera_0307_hikiniku.jpg (19069 bytes)エピローグ
キーマ温玉ベジタブル
900円

 「エピローグ」「プロローグ」「エピローグプラスP」の違いだが、「エピローグ」は旧「インドネシア風」、「プロローグ」は旧「スリランカ風」、「エピローグプラスP」は 「インドネシア風」と「スリランカ風」のハーフ・アンド・ハーフとのこと。
 (2003年7月19日)

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エピローグ
温玉ナットオクラ  980円

再食 エピローグ  野菜たっぷりベジタブル
 『ベンベラ』は、開店後よりしばしば営業時間や、スープの味、メニューなどを変更している。現在は、前の「スリランカ風/インドネシア風」はなくなり、「エピローグ」「プロローグ」「エピローグプラスP」の三種のスープが日替わり出てて入る。
 このシステムになってから行ってなかったので再訪した。
 本日のスープは「エピローグ」だった。メニューは「野菜たっぷりベジダフル、辛さ4番(アフターデス)、温泉玉子トッピング」とした。
 スープは透明感があって、今までのスープともちょっと違う。たっぷり野菜が、食べやすい一口サイズに切られているせいもあって、『マジスパ』的な印象を受けるが、この完成されたスープのうまさは、やっぱり『ベンベラ』のものだ。

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野菜たっぷりベジタブル
800円

+辛さ4 アフターデス(150円)
+温泉玉子トッピング(80円)

 とにかく、スープうますぎ。スパイスの刺激、アフターデスの辛さ、しかしそれに負けないスープのうまみがある。そして、野菜がおいしい。アスパラ、レンコン、トマト、クキラゲ、キャベツ、ウズラ玉子、その他多すぎて入っている野菜全ては記憶できなかった(笑)。1個1個の野菜がシャキッとしておいしい。野菜は激からスープに負けがちだか、全くそうではない。『ベンベラ』のスープは肉との相性がいいかと思ったら、野菜だけともバッチリの相性。
 ライスに目玉焼きがのっているというのに、ついつい「温泉玉子」をトッピングしてしまった。あたりまえだけど、「温玉」はおいしい。当然、「目玉焼き」もね。
 辛くしてもおいしいカレーを、久しぶりに堪能。満足満足。
 「エピローグ」というだけあって、『ベンベラ』のスープは、完成型に近づいている。
                                       (2003年6月9日)

 

再食  スリランカ風チキン野菜

 別な店に行く予定だったが、『ベンベラ』の前を通過したとたんに、急激に『ベンベラ』のカレーを食べたいという衝動にかられて、店内に吸い込まれる。最近は、オープンした店ばかりを回っていたので、★4以上の店のカレー、すなわち激ウマのスープカレーをしばらく食べていなかったということもあり、その衝動に抗することはできなかった。
 前回訪れた直後に、メニューの構成が変わった。すなわち、スープに「インドネシア風」と「スリランカ風」の二種類があり、まずそのぢとらかを選び、それぞれに具と辛さを選ぶというものである。「キーマ納豆オクラ」なんていう新メニューも追加されていた。

bembera_sl_chicken.jpg (17787 bytes)スリランカ風チキン野菜
900円
+辛さ4 アフターデス(150円)
− 100円(ランチタイム)

 前回食べたカレーは、「インドネシア風」であろうから、今回は「スリランカ風」で行く。具はオーソドックにチキン野菜。辛さは、前回より1レベルアップし、4番の「アフターデス」である。
 日曜の昼ということで、店内はほとんど満杯である。したがって、カレーが出てくるまでに、20分以上はかかったが、この繁盛振りではしょうがない。『ベンベラ』も人気店の仲間入りを果たしていたようだ。
 やっと。カレーが登場。目玉焼きの乗ったライスも健在。前回のカレーより、幾分赤色が強い。スープの味はほとんど同じだが、酸味がやや強い。スープを飲んだ後味に酸味が残る。後味がマイルドに締めくくられる「インドネシア風」と対照的である。「インドネシア風」と「スリランカ風」は、好みで選べばよい。酸味の好きな人は「スリランカ風」、そうでない人は「インドネシア風」を。私の好みは酸味はそんなに好きでないので、「インドネシア風」の方が口に合う。
 後味は酸味によるアッサリ、サッパリ感なのだが、スープ自体は自己主張の強いコッテリとしたうまいスープ。このスープなら、いくらでも飲めるね。
 「アフターデス」の辛さは、個人的にはそんなに辛くはないが、このスープの辛さとしては適当な辛さであると感じた。これ以上辛くすると、辛さのほうが前面に出てしまうような気がするので、適度な辛さで丁度良いだろう。たぶん、次回来るときも「アフターデス」で頼むだろう。
 チキンは、とろりとして油も乗っていてgood。ライスに乗せて食べるとライスのはかどること。野菜のうまさは、あいかわらずだ。カボチャ、ニンジンは甘く、ナスはジューシー。申し分ない。やはり、★4のカレーは、★3.5とは、明らかに一線を画す。
 日曜の午後、満足した一時を過ごした。
  (2002年2月)
初回訪問
 場所は、西七丁目の東向き。狸小路の西七丁目の東側の入り口の向かってちょっと右手に「M's SPACE」ビルがある。エスニック料理の「カムカム」が入っているビルだ。その集合ビルの一階一番奥に『ベン・ベラ・ネットワーク・カンパニー・ウィズ・カフェ』がある。入り口と通路が狭いが、躊躇せずに、奥まで入っていこう。
 前から行きたいと思っていた店で、実は既に二度訪れていたが、一回はカレーが売り切れ。あと、もう一回は、休業していたため、ここのカレーにうありつけないでいた。

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角煮野菜   800円
+ 辛さ3番 デンジャー(150円)

 最新情報を見ると、開店当時と営業時間が大きく変わっている。開店当時は、18時から深夜1時までだったが、カレーの人気が出たせいなのだろう。午前11:30から22時までの営業になっている。
 夜間はバーとして営業しており、アルコールメニューが各種揃っている。
 今回、訪れたのは21時ということで、またスープが切れているのではないかと、非常に不安だったが、それは大丈夫であった。
 何か肉ものが食べたい衝動に駆られ、「角煮野菜」にする。辛さは、「リアルホット」から「デビル」までの6段階。4番目の「アフターデス」を頼もうと思ったが、ちょっと名前がおそろしく、おそろしい辛さのカレーが出てきたら怖いので、怖気づいて3段階目の「デンジャー」とした。辛さの追加料金は、「アフターデス」は150円プラス。「デビル」だと300円プラスとなり、やや高め。

 実際のカレーは、死ぬほど辛いことはなく、ひとまず安心。というか、辛さとスープのマイルドさが、非常によく調和している。辛さはストレートに来るわけだが、決してうまみを妨害しない。そして、最後にマイルドな口当たりが残る。このマイルドさが、重要なポイントである。ごく少量のココナッツミルクが入っているのだろうか? スープカレーの全体的印象としては、『voyage』に近い。ただ、『voyage』ほど辛さが直撃せずに、辛さがマイルドさというオブラートで包まれる。そのマイルド感、まろやかさを、心地よいと感じるか、あるいは直撃しない辛さに対してつまらなさを感じるかで、この店の評価は変わるだろうが、私にとっては非常に心の良いマイルドさであった。さらに口当たりだけでなく、喉越しもマイルドなのが良い。『voyage』を8割、手稲の『カリー小屋』を2割調合すると、こんな味になるかもしれない。
 具はどうだろう。とろけるような角煮が実にうまい。ライスとの相性もばっちり。角煮自体が非常にスープとなじんで、スープの調和も乱すということもない。ナスはジューシーで合格点。その他の野菜もおいしい。
 しかし、特筆すべきは、具よりもライスである。目玉焼きののったライスが食欲をそそる。私は自分の家でカレーを作るときは、かなり高い確率で目玉焼きをのせて食べる。市販のルーカレーをそのまま食べるときは、間違いなくのせている。すなわち、目玉焼きカレーが大好きなのだ。だから、目玉焼きが乗っていると、とっても、とってもうれしい。
 スタンドカレーでは、目玉カレーは定番メニューにっているが、特に注文しないのに最初から目玉焼きがのっているというのは、かなり珍しいだろう。
 そして、おもしろいのはライスである。ライスは何種類かのマメを炊き込んだサフランライスである。このライスもまた、珍しい。やや柔らかめに炊かれているが、これがスープと非常に良くなじむ。実に、おいしい。

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ライス
目玉焼きが食欲をそそる。
豆が煮込んだサフランライスも
おいしい。

 スープだけのんでもおいしいし、ライスと合わせてもおいしい。スープはおいしいがライスとの相性がいまいちという店が多い中、『ベンベラ』のカレーは、スープとライスとの相性は抜群である。
 量的には、やや少なめである。というか、夜はバーとしてやっているので、普通のカレー店なみの量を出すと、満腹になってしまって、酒が飲む胃の余裕がなくなってしまう。そういう意味から言うと適量と言える。したがって、空腹時には適時、大盛りにしたい。
 店内の雰囲気もなかなかよい。一人で来てなければ、一杯飲んで、ゆっくりしていきたいところだ。
 知名度という点ではまだ低いが、ここ1年以内に開業した新規カレー店の中では、おすすめの一軒であり、今後人気が上昇していくことは間違いない。初登場にして、四を贈呈したい。            (2001年10月13日)

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スタンプカード
10回でカレー1杯サービス

 
営業時間 11:00−21:00
定休日  無休(不定休)
駐車場  なし
席数  16席
ランチタイム  11:30−14:00 (100円引き)
種類  スープカレー
その他  
メニュー、値段
 
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