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激辛カレー批評 |
カレー魂 デストロイヤー 札幌市中央区南4条 |
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2004年4月1日オープン。「村上カレー店プルプル」の2号店である。厨房が広く、スープは「プルプル」の分も含めて一括して、こちらで仕込んでいるようだ。「らっきょ」もそうだが、いわゆるスープ工房というやつ。 「キノコチーズカレー 50番」をいただく。 スープの味は変わらない。しかし、「プルプル」と大きく変わった点が一つある。それは、器である。横長の「スリランカ狂我国」とソックリな皿になっていた。「これは、スリ狂と同じ皿ではないか?」と思い、帰宅して二店の皿の画像を見比べるが、同じ器に見える。この横長の皿は、非常食べやすくていい。深さが結構あってはねづらいのだ。 味はいつもどうりの「プルプル」の味なのだが、何か「スリ狂」のカレーを食べているような錯覚に陥った。それは、以前はあったが今はない「スリ狂」のパンチのあるコクが、この一皿にはあるからだろう。 村上さんが厨房にいたので、皿が変わったことに関して聞いてみたが、特にコメントはなかった。 この南3条通りのロケーション。通称「裏円山」とも呼ばれているが、「池のカエル」「葡萄酒倉庫」「電気食堂」など隠れた名店が多い。特に、「池のカエル」は私のお気に入りで、この近くに勤めていた頃には、月2回くらいは行っていた。2次会に移動できないからか、じっくりと落ち着いた時間を過ごす店が多いのだ。「デストロイヤー」にどういった人たちが足を運ぶのか、ちょっと私には推測できない。微妙な場所なのだと思う。駐車スペースがたくさんあれば、「ミルチ」のように営業のサラリーマンを吸引することも出来るが、2台の駐車スペースはちと寂しい。 札幌市内はどこもスープカレー店ができているので、こうなってしまえば、強豪店の密集する競争の多い地区でやるか、比較的競争の少ない地区でやるか、二者択一しかないのも事実だ。もはやスープカレー店の老舗の一つである同店には、街のど真ん中でやってほしかった、のいうのが私の個人的な感想なのだが、いずれにせよ今後の健闘をお祈りする。 (2004年4月18日) |
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