激辛カレー批評
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 イタリアンパスタと英国風カレーの店
  エミリア

中央区大通西15丁目
ニューライフ大通公園1F
011―613―5688


emirla_curry2.jpg (15027 バイト)海老カレー

 職場から近い『エミリア』は、昔からよく行っている。しかし、どちらかというと、『エミリア』の前を通過して、すぐ近くの『スリランカ狂我国』に行ってしまうことが多い。
 『エミリア』では、日替わりのランチメニューとして、カレーとパスタが880円で提供されている。ランチには、サラダとコーヒーまたはアイスクリームがつく。今日の日替わりカレー「海老カレー」を注文する。辛さは調節してくれるので、「ちょっと辛め」でお願いする。
 『エミリア』の特徴は、女性客が多いということである。今日も、8割方が女性客で、女性一人で来ている人も数人いた。
 男一人は、少しいずらい雰囲気である。小奇麗な喫茶店風の店内に植物や花が置かれ、良い雰囲気を出している。
 カレーのルーとライスが別皿で運ばれてきた。この辺が、英国風カレーらしい。ルーをライスにかける。ルーは、意外と水っぽいがライスにはよくからむ。その味わいは、クリーミー、なめらか、マイルドと言おうか。口当たりの良い、やさしい味わいである。家庭で作るカレーを一段グレードアップしたような味わいである。
 具のエビは7〜8個入っている。プリッとした食感がエビらしさを自己主張している。カレー2、3口に対してエビが1個食べれる。結構、満足感がある。しかし、エビ以外の具は全く入っていない。それは、ルーのなめらかさ、きめ細かさを妨害しないための配慮であろう。
 「ちょっと辛め」で注文したが、ほとんど辛くない。マイルドな味わいを楽しむためには、この程度の辛さで丁度よいのだろう。甘味9割辛さ1割の微妙な甘辛ハーモニーがある。
 『エミリア』のカレーが「マイルドな甘さ」をコンセプトとしていることは、ライスの上に載せられた数個の干しブドウが説明している。一見すると、干しブドウは単なる色どりとして添えられているようだが、この干しブドウの甘味はカレーの中で貴重なオアシスとなる。すなわち、同じ味で感覚が鈍化しがちな舌を、甘味によって再び活性化するのである。
 そういえば、福神漬など3種の漬物が、取り放題なのもうれしい。漬物にしても、味覚の活性化という役割を担っている。さらにサラダもつく。『エミリア』のカレーは三重に味が活性化する仕組みが隠されている。
 サラダとコーヒー(またはアイスクリーム)がセットという点が、ポイントが高い。おそらく、女性に人気が高い理由の一つは、アイスクリームのサービスにあるのかもしれない。
 客層が女性が多い割には、ライスの量は決して少なくない。サラダも含めて、満足のいく量である。これで880円はかなり安いと思う。しかし、普通に食べると1100円のメニューである。1100円にしては、少し高い気がする。実際、私はランチタイム以外には訪れたことがない。

emirla_curry1.jpg (12399 バイト)
プリッとしたエビの食感が絶妙
サラダがつく、福神漬食べ放題

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干しブドウの甘味がアクセント

 夜はパスタをメインとしたレストランとして営業している。『エミリア』はカレー屋というよりは、「おいしいカレーのあるレストラン」として理解した方が良いかも知れない。そう考えれば、このカレーは納得の味といえる。
 なお、『エミリア』は「札幌食べたい読本」(亜璃西社)の中で8件しか紹介されていないカレー屋の一軒として紹介されている。
                                   (2000年12月21日)

評価  ★★★
営業時間 11:30〜15:00
17:30〜22:00
定休日  日曜日、祭日
駐車場  なし
席数  席
ランチタイム  あり
種類  ルーカレー
その他  
メニュー、値段 日替わりランチメニュー 880円
emirla_shop.jpg (17105 バイト)
emilia_card1.jpg (17778 バイト)   店で配られているカード
 
emirla_card2.jpg (19104 バイト)  店で配られているカード(裏)
 
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