激辛カレー批評
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ガナハティBIYAMCA

中央区南8条西14丁目
1−25 西線沿い
011―533―1777

ganahaty_curry.jpg (18276 バイト)
 たまたま、近くを通る機会があったので、以前よりチェックしていた、『ガナハティ』に寄ってみた。
 豚角煮カレー550円を注文する。これは、かなり安い。ランチメニューは、この豚角煮カレーとスパイス牛丼550円の二品のみである。
 ここのスープは、足し算の理論によって作られている。おいしいものをいろいろと加えてスープを作れば、おいしいスープがとれるだろうていう理論である。しかし、結果としてかなり脂っこくカレーとは思えないほどの濃厚なスープになってしまっている。
 こってり系ラーメンの大好きな私にとってすら、このスープは濃厚で油っぽすぎる。それは、スープが運ばれてきた時点で、スープの表面に油の皮膜が浮かんでいることで既に証明されている。そして、カレーの後半にさしかかると、油っぽさのせいで、スープに飽きてきてしまい、胃もややもたれぎみとなる。
 このスープのスパイスを醤油に置き換えて、麺をを入れるだけで、こってり系ラーメンがそのまま完成するし、ラーメンとしては悪くないコッテリさなのだが、カレーには重過ぎるスープである。

 スープの口当たりは悪くない。白髪ネギの風味が良く出ているなあと、思って飲んでいると、後半にさしかかるとネギの風味が嫌味に変わる。その答えは、スープの底にたまった残渣に隠されていた。スープをとったなれのはてのネギがそこに、沈んでいた。
 ネギでスープをとり、さらに白髪ネギがのっていたため、ネギの味がダブルでスープに出てしまい、むしろしつこさにつながってしまっている。
 具の角煮は、トロトロの絶品である。しかし、スープ自体がコッテリとしているので、角煮のコッテリ感が完全に死んでいる。スープがさっぱりしてこそ、角煮のコッテリ感が生きるというもの。
 「スープや具がコッテリしているので、ライスがはかどるぞ」と思うが、ライスの量が少ない。ライスを大盛りにするには100円プラスしなくてはいけない。ライスを全部食べきってしまったのに、スープは半分も残るという事態に陥ってしまった。スープの量は少なくないのだ。しかし、スープとライスの量のパランスが悪すぎる。
 しかしながら、ランチタイムの550円という価格はかなり、お値打ちである。
 実際、私が食べている間に、サラリーマンが何人か、入れ替わり訪れていた。
 家族が協力して店を作っている雰囲気はあり、内装、外装ともに手作りの感じが良い。
 一生懸命、おいしいスープを作ろうと工夫した痕跡はあるが、それらの努力が全て裏目に出てしまっている。もう少し油分を減らし、ネギの風味を弱めるだけでも、一段とスッキリした味わいのスープに変身できる可能性は秘めている。まだオープンしたばかりであるから、いろいろと工夫して、良い味を追求して欲しいと思う。、 
            (2000年11月14日)

ganahaty_rice.jpg (15687 バイト)ライス

量が少なすぎる

評価  ★★
営業時間 11:00〜21:00
(15:00〜17:00は準備中)
定休日  不定休
駐車場  3台
席数  15席
ランチタイム  あり
種類  スープカレー
その他  
メニュー、値段 大盛り100円増し
チキンカレー 900円
ソーセージカレー 1000円
ganahaty_shop.jpg (20231 バイト)
 電車通に面しており、派手な外装は目立ち、場所は分かりやすい。

 

 
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