激辛カレー批評
[スープカレー ホーム]


  
 洋食堂
ガラム・マサラ

    

札幌市中央区南2条西3丁目
  パレードビル3F

 011―251―0090

ホームページ

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ぶたの角煮カレー 1150円

 バルコの隣。大通りのど真ん中という絶好のロケーションにうるのが、『ガムラ・マサラ』である。『ガムラ・マサラ』といえば、どうみてもカレー屋の名前であるが、この『ガムラ・マサラ』は、カレーを出す洋食屋と言った方が適切であろう。
 かなり昔からある店だし、便利なロケーションにありながら、あまり訪れることはなかった。その理由は、店の雰囲気。客のほとんどは、女性同士の客かカップルである。男性の一人客というのは、まず見かけないし、どうみても入りにくい。『ガムラ・マサラ』は、ちょっとしゃれた洋食屋である。したがって、気楽に入れるカレー屋とは違う。
 メニューは、「ぶたの角煮カレー」を頼む。昔あった評判のブレイン・カレー(脳みそのカレー)は、メニューからなくなっていた。
 カレーが運ばれてくる。かなり大きな角煮で三つも入っていて、想像していた以上のボリューム感がある。
 ルーをいただく。「おいしい。」何年ぶりかで、『ガムラ・マサラ』のカレーを食べたが、こんなにおいしかったかという感じ。カレーというよりも、ビーフ・シチューだ。ビーフ・シチューにちょっとだけ、スパイスが入っているという感じ。まろやかで、奥深い味。ライスとの相性も抜群である。


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サフランライス
ニンニクのつけものがつく

 角煮も柔らかく、口の中でとろける。洋食カレーの最高峰と言って良いだろう。
 味に関しては文句のつけようがない。問題は値段とのバランスである。このカレーに、1207円(消費税込みで)の価値があるかどうかということ。コーヒーを一杯飲めば、1500円超えてしまう。あとは、金銭感覚と、価値観(ルーカレーがどれだけ好きか)という個人的な問題にゆだねられるだろう。私はちょっと高いなという印象であるし、カレーに1000円以上払うのなら、スープカレーに払いたいという思いがあるので、評価は「★★★1/2」とした。
 『ガムラ・マサラ』のホーム・ページには次のように書かれている。

 当店のカレーは、いつでも気軽に食べられるカレーというのとは少しちがい、「今日は給料日だから、ガラム・マサラのカレーでも食べに行こうか」といった感じの、特別な日のカレー”を提供しています。それは、”「働くために食べる」のではなくて、「食べるために働く」”というのが当店のキーコンセプトだからです。
 普段とはちょっと違うひと時を、過ごしてみませんか。

 敢えて、高級な「特別なカレー」を目指しているのだ。そういう意味で、ここのカレーは「特別なカレー」を見事に体現しているだろう。ルーカレーの好きな人は一度食べてみる価値があるが、劇辛カレーファンには上品過ぎて口に合わないだろう。夏場のオープンテラスは、都会のど真中で爽やかな空間を提供している。デートとコースとしても使える店である。                          (2001年12月8日)

評価  ★★★1/2
営業時間 平日11:30〜22:00
(日祭日のみ〜21:00)
定休日  水
駐車場  
席数  
ランチタイム  なし
種類 ルーカレー
その他  
メニュー、
値段
ラム 1000円
ぶたの角煮カレー 1150円
ビーフカレー    1350円
シーフードカレー(えび、いか、あさり)             1350円
ムール貝カレー   1400円
牛タンカレー     1450円
ラムチャップ゛カレー 1800円
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