激辛カレー批評
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スープカリーのお店   
 キッチン・スパイス

札幌市中央区南3条西1丁目2-1
 チトセビル2F
 

011―207―9556

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ニラと豆腐のキーマ
スープカリー 850円

 2003年8月8日オープンの店。
 場所は西1丁目、須貝ビルの並び。「浪速乃かつ丼」の2階といえば、わかりやすいだろう。階段の上に大きな看板がある。スープカレーの店であることがわかりやすく、路面店ではないが入りやすい雰囲気である。
 メニューはスタンダードな「骨付きチキンのスープカリー」(850円)から、「スープカリーヌードル」(850円)や「牛テールのおじや」(1000円)など多彩である。
 ちょっと珍しいところで、「ニラと豆腐のキーマスープカリー」(850円)を注文する。辛さ設定はなく、自分でテーブルスパイスで調整する。非常にアッサリとしたスープ。このスープはどこにも似ていない。最近オープンの店には、既存店の模倣からスタートし独自の境地を広げていくパターンが多い中、最初からオリジナリティを追求するのは勇気がいるだろう。 
 しいていうなら、味噌汁に似ているかも。具がニラと豆腐というせいもある。
 表面に水菜がのる。具は、ニラ、豆腐、挽き肉以外は、ジャガイモ、ニンジン、ピーマン、玉子。ジャガイモがあまくておいしい。
 スパイス弱め、うまみも弱めで、激辛スープカレーファンには、ものたりないだろう。しかしながら、このスープの方向性というものが、従来のスープカレーファンに向いていないのではないかという気がした。
 20時半という閉店近くに入ったのだが、数組の客がいた。また、私が入った後からも2組ほどの入店があり、結構客は入っている。それも、女性の二人組の客が多かった。スパイシーなスープカレーを食べるというのではなく、アッサリスープでごはんをいただくというような感覚。カレーファンではなく、辛いのが特に好きでない人やヘルシー嗜好の女性客にこのスープは受け入れられるだろう。「スープカリーヌードル」や「牛テールのおじや」といったメニューを見ても、必ずしも「スープカレー」にこだわるのではなく、広い意味でのスープ料理の方向性を模索している雰囲気である。
 この方向性は悪くないと思うが、ただ人気となるためには、あと二段階ほどスープの味に進化が必要だろう。
 スープのボリュームはまあまあで、満腹となった。
 店員のおばさんと店長の応対に好感。        (2003年9月3日)
営業時間 11:30〜15:00
17:00〜21:00
定休日  無休
駐車場  なし
席数  
ランチタイム 11:30〜15:00 100円引
種類  スープカレー
その他  
メニュー、値段  

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