激辛カレー批評
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ママカレー

中央区南1条西19丁目
090―311―52996

mamacurry_curry.jpg (12450 バイト)
 「ミルチ」からの帰り道に、目新しいカレー屋を発見した。小奇麗な外装。いつ、こんな店ができたのか。早速、数日後に訪れてみる。
 外装同様に、内装もきれいで好感がもてる。メニューをざっと見て、「ナスカレー650円」を発見したので、ナス好きの私としては、それに決定する。
 そう待たずにカレーが運ばれてくるが、それを見たとたんに愕然とした。上の写真の通り、薄切りのナスが四切れ、申し訳程度についているだけではないか。なんという裏切り。私の予想では、ナスたて切りのナスが、最低二本、あわよくば四本(実質のナス2個分)くらいがついてくるのを予想していたが、このナスの少なさは何だ。
 まあ、味がおいしいければよいかすと気をとりなおし、カレーをいただく。おいしいか、おいしくないかと言われれば、確かにおいしい。しかし、カレーというのは、誰が作ってもおいしいもの。「家庭の味」を標榜している通りに、家でいつも作るカレーの延長である。したがっておいしい。しかし、このくらいのカレーであれば、私にも楽々作れてしまう。
 ナスはどうか。あまりにも、薄すぎてナスの味を確認することすら困難である。これで、650円はサギである。ピッキーヌに行けば、あと五十円追加するだけで、ナス半分とジャガイモとニンジンとシメジが食べれるというのに、この薄切りナスだけというのはあんまりである。あるいは、あと三分あるけば、ミルチでコーヒー付きのランチが600円で食べれるというのに。
 650円でこの内容はない。ちなみに、隣で若者が700円のカツカレーを食べていたが、このカツはかなりのボリュームであった。これで、700円ならわかる。私のナスカレーに値段をつけるとすれば、450円である。これに500円以上を出す気がしない。
この店のコンセプトは、家庭の味を気軽にということなのだろう。席のほとんどが、カウンターということもあり、あまり客を待たせないでサービスをほどこすスタンドカレーのコンセプトである。しかし、それにしては、値段が高すぎるのではない。コーヒーもなしでこの値段をとるのは。
 このカレー激戦区の西18丁目近辺で、この値段の何の特徴もない味で勝負するのは、無理である。おそらく、味を変えず、値段も変えなければ半年以内には閉店になるだろう。あまりにもサービス心がなさ過ぎる。ランチ価格の設定、ライス大盛りのサービス、コーヒーのサービス、出前等、何らかの対策がとられることを期待する。

 もし、出前をしてくれるなら、時々注文しても良いと思うが、そうでなければ間違いなくあと3分歩いて、「ミルチ」に行った方が良いだろう。
 (2000年7月)

 「ママ・カレー」は、2001年の1月には閉店していた。樺沢が予想したとおり、ピッタリ半年後の閉店ということになる。なぜ、「ママ・カレー」は閉店となったのか。カレー激戦区において、たいしておいしくないカレーを、安くない値段で提供していたのだから、当然の結果といえるだろう。
 (2001年3月)
評価  1/2
営業時間 11:00〜15:00
定休日  不定休
駐車場  なし
席数  
ランチタイム  なし
種類  ルー・カレー
その他  
メニュー、値段 大盛、150円増。
mamacurry.jpg (23196 バイト)
mamacurry_menue.jpg (12283 バイト)  メニュー やはり、少し高いような・・・。
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