激辛カレー批評
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 ロビンソン店
MIRCH ミルチ

札幌市中央区南4条西4丁目
 ロビンソン百貨店B2F

011―551―0367

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チキン・ベイガン 6番
 840円

 2004年2月、札幌ロビンソン地下2階に、「ミルチ」の支店がオープンした。
 場所は、地下鉄コンコースから入っていくと、一番奥。店が裏向きになっているので、わかりづらいが、とにかく一番奥、「魚一心」の向かいである。席数が大テーブル1個、カウンターでそれぞれ約10席、計20席以上もあって驚いた。イートインのスペースとしては十分すぎるほど。
 本店の人気メニューを中心として8種ものメニューがそろう。辛さも本店同様7段階。私はいつも6番である。5番と比べて6と7番は極端に辛いので注意しよう。激辛好きには丁度良い辛さだ。
 私のお気に入り、「チキン・ベイガン」を注文する。「ミルチ」本店には学生の頃(17、8年前)は、週1回以上は行っていた。100回以上は行っていただろうか・・・。「スリランカ狂我国」と並び、もっとも多く訪れている店の一つである。
 注文を受けてから調理するために、多少時間がかかる。私の場合、先客がいたので、10分ほどかかった。テイクアウトの場合、整理券をくれるので、注文だけしておいて、その間に別なところで買い物。最後にピックアップするのが良さそう。
 帰宅後、レンジでチンして食べたが、インドカレーやルーカレーの場合は、時間をおいてレンジしても味の劣化は大きく見られない。いつも店で食べるものとほとんど変わらない味が楽しめた。ナスのトロリとした食感、そしてナスの甘みとスパイスの辛さのハーモニーがグッド。しいていえば、チキンがちょっと硬かったか・・・。ライスとの相性もよく、6番の辛さは自分にピッタリ。ライスも十分な量がある。福神漬けが結構多めなのも良い。味的には全く文句なし。
 800円前後の値段設定。私には丁度良いが、一般客を想定した場合はどうだろうか? ここは他の弁当屋、惣菜コーナーがひしめくデパ地下であることを考慮すると、「ミルチ」のおいしさを全く知らない人は手を出しづらい価格帯かも。
 それと、スタンドカレーの命は、速さである。20席が満席となった場合、何分で出るのか。少なくとも、10分以上はかかるのだろう(今日で10分かかっているので)。
 ベストの味で提供するためには、作りおきせずに調理に手間をかけるのはとてもよい。とはいっても、デパ地下で食べようとという人は、時間をかけないで食べたいという人が多いはず。ましてや、ここはススキノであり、多少時間ら余裕があるのなら、他に飲食店は山ほどあるのだ。
 「ミルチ」には長年築き上げてきた歴史があり、「ミルチ」のファンは多いのでそうした支持も強いとは思うが、繁盛する人気店となるためには、待ち時間の短縮と価格の見直しは必要だろう。
 2004年は、カレー店のデパート進出が激化しそうだが、テイクアウトした場合の味の劣化が明確なスープカレーと比べて、それほど影響を受けないインドカレー、ルーカレーはやや有利と思われる。 
 カレーファンにとっては、多くのカレー店が便利なデパ地下に軒を連ねることは大いに歓迎であり、どの店も頑張って欲しいし、繁盛して欲しい。そのためには、カレーファン以外の主婦層、OL層など、外食カレーになじみの薄いの人にどこまで浸透できるがが鍵になってくる。                  (2004年3月13日)
 
営業時間 10:00〜22:00
定休日  年2回
駐車場  
席数  約20席
ランチタイム  
種類  インドカレー
その他  
メニュー、値段  
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