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激辛カレー批評 |
2004年3月閉店 キャッチボール・バー 洛陽 |
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『洛陽』は、かなり昔からある店である。南2条通に面しているので、右の画像のような看板を見たことのある人も多いだろう。 かなり昔からあるので、三回ほど行った覚えがあるが、行く度にメニューや味が変わっていた。しかし、ここ三、四年は行っていないと思う。 別な店に行く予定だったが、その店が休みだったので、近場の『洛陽』を、いまさらながら訪れてみる。 メニューには「スレランカ風スープカレー」の文字がある。オーソドックスに、「チキン」(650円)を注文する。辛さはどうするか聞かれたので、「辛め」にお願いした。 カレーが来た。具が、チキンとニンジンだけどずいぶん寂しい。スープはトマトの風味が残るさっぱりとした味。 |
うまみ、スパイスともに足りない感じ。トマトの風味だけが突出している。これでは、トマト風あっさりスープか、トマト汁だ。これは一つの料理として、おいしくないわけではないが、カレーを食べるつもりでこれが出てくると、拍子抜けする。 チキンは固め。油少なめで、ちょっと特徴に乏しい。具が二つしか入っていないというのは、やはり寂しい。あっさりとしすぎて物足りない。しかし三分ほどで、ペロリとたいらげる。やはり、トマトとライスの愛称は良い。 |
この味に似たカレー屋は『スリランカの風』あるいは、今はなき『ベリー・カリー』だ。 もうちょっと、スパイスなり辛さなりを強調すれば、もっと刺激的なおいしいカレーになりそうであるが・・・。 『洛陽』はカレー屋というよりは、カレーを置いているバーである。夜は、ライブも行われている。キャッチボール・バーをコンセブトに、音楽やアートの好きな人達の集まる場所だ。 バーで出すカレーということを考えれば、このくらいサッパリしていてもいいのかもしれないが・・・。 (2002年2月) |
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