| |
激辛カレー批評 |
アジア香菜 蓮 -ren- 札幌市中央区南9条西15丁目 ダイヤパレス西線9条1丁目 011―512―0515
|
|
2003年10月18日オープンの新店。場所は市電「西線9条」の前と聞いていたが、本当にまん前だった。大通り方向に向かう側(南側)の電停である。店舗前とすぐそばの駐車場に4台ほどの駐車スペースあり。 店内には、アジアの木工品が並べられている。タイル張りのテーブルがおもしろい。 メニューは、「たっぷり野菜のチキンカリー」(800円)、「きのこトベーコン・ミートの梅シソカリー」(850円)、「たっぷり野菜とチキンのタイ風カリー」(750円)の三種とシンプル。辛さは、「まいるど」が3種、「のーまる」と、「いち辛」から「まだまだ辛」まで6段階。全10段階。ただし、いち辛以上は1段階ごとに50円増しと、ちょっと高い。「きのことベーコン、に辛」(1050円)を注文。 ベーコンとキノコに加えて、ジャガイモ、ニンジン、カボチャ、ピーマン、オクラ、ヤングコーンなどの刻み野菜がたくさん入っている。タマネギの甘みとうまみがよく出たスープに、野菜のうまみが追加されて、なかなおいしい。野菜の種類にバラエティがあり、飽きない。 「ベンベラ」や「らっきょ」などの、たくさんの刻み野菜を炒めたベジタブルカレーと同系統のもので、この種のカレーは、野菜からいい味がスープに移るのである。 |
ベーコンと梅から塩辛さが出ているせいか、ややしょっぱめである。これよりも、「しょっぱさ−10%。うまみ+10%」になれば、さらにおいしいカレーになるだろう。 カレーの酸味を梅で出すというアイデアはおもしろい。 1個まんまの半熟玉子が良い。 辛さ「に辛」は、そんなに辛くはない。うまみ系スープということを考えると、最初はあまり辛くしないで食べることをお勧めする。辛さ以外のスパイスは、激辛好きには物足りなく、アッサリ好きにはちょっと邪魔な感じも合って、どっちつかず。スパイス使いに、もう少し工夫がほしところ。 ライスには、赤キビが一緒に炊きこまれている。食感の変化があって楽しい。 |
うまみ系スープカレーの好きな人は、一度食べて損はないだろう。ただし、値段の高さ(特に辛さの追加料金)が気にかかる。スパイスや塩加減などが、もっとうまく調整されれば、まだまだおいしくなるだろう。今後の進化に期待したい。 (2003年10月31日) |
|