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激辛カレー批評 |
coffee shop スカンク2000 札幌市中央区宮の森2−6 011―616―1193 |
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山の手通沿い。「かに源」のすぐそば。酒屋「えびすや」の隣である。駐車場はない。 昼はカフェ、夜はバーであるが、そこの名物メニューが、「マサラスープカリー」である。種類は、「ラム」「チキン」「野菜」「フィッシュ」の四種。辛さは4番までで、2.5番のような注文もできる。「ラム 3番(激辛)」(750円)を注文する。 さて、一口食べて驚く。かなり本格的な味。カフェのスープカレーとは思えない。 味的には「スリ狂」「天竺」類似。「スリ狂」のうまみ10%減で、「デリー」のインドカレー(サッパリとした味)を少し加えた感じ。樺沢的には、かなりの賛辞である。 スープにパンチがある。3番はかなりの辛さ(私的にはちょうど良い辛さ)だが、あまり辛さは後を引かず、スッキリとしている。そして、スープが辛さに負けない。油はほとんど浮かんでおらず、トマトが入っているせいで、非常にスッキリとした後味になってる。辛さがあって、パンチがあって、それでいてスッキリとしている。カフェのカレーでありがちな、物まね、二番煎じ的なものはなく、独自のオリジナリティが出ている。 辛さ設定ができる上に、卓上には粗挽きの韓国唐辛子がおかれ、自分で辛さを追加できる。2匙ほど追加したが、辛さ大幅アップで良い感じ。 あとこのスープに、野菜の甘さとうまみがもう少し加われば、足りないものはない。 柔らかなラムは癖もなく、スープを吸収してジューシーになっており、とてもおいしい。ライスと一緒に食べると、さらにおいしさアップ。 欠点はというと、ライスがややべちゃっとしている点。ニンジンもベ水っぽく、甘みが足りない。ナス、ピーマンなどの野菜の味も平凡、ナイフがないとラムが切れない、といったところか。 メインのスープとラムについての完成度は、かなり高く評価したい。これで750円は安い。サッパリとした後味は、飲んだ後のシメのカレーとしても楽しめる。ただし、辛さ低めにした場合は、アッサリ感が強まり、やや物足りない味になりそうな気もするので、少し辛めで楽しみたい。職場の近くにあれば時々行きたいが・・・。 さて札幌には、このレベルのカレーが、まだゴロゴロと存在しているのだろうか? 樺沢の食べ歩きは、当分終わりそうもない。 (2003年6月18日) |
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