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激辛カレー批評 |
スリランカカリー そこぢから 札幌市南11条西6丁目
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シンハリ・カリー ハンバーグ野菜 30番 1200円 |
市電「中島公園通り」の停留所のすぐ前にある。駐車スペースはないので、電車で行くのが便利である。 スープカリーとルーカレーの二タイプがある。スープカリーであるシンハリ・カリー、種類は「ハンバーグ野菜」、辛さは30倍(very hot)を選ぶ。メニューはチャートのようになっていて選びやすい。 辛さはcrazy hotの40倍まであり、以後10倍ごとに100円アップで、好きな辛さに調整してくれるようだ。 すぐにカレーが運ばれてきたが、「お好みでどうぞ」と言ってレモン汁を置いていった。カレーにレモン汁とは珍しい。 スープを一口食べる。「すっぱい。」しかし、酸味に続いて、スープのコクと辛さが伝わってくる。辛さは、最初はそうでもないが、徐々に後半になると効いてくる。 「そこぢから」のカレーは、「サボイ」に代表される酸味スープカレーの範疇に含まれる。しかし、「サボイ」よりも味に深みがあって辛さも強いので、「サボイ」に少しパンチを加えたような味を連想すると良いだろう。 お好みのレモンと言われても、これ以上酸っぱくしておいしくなるのか、と思った。 メニューに、カレーの食べ方が書かれている。すなわち、ライスをスープに入れて食べる食べ方が推奨されている。確かに、スープに濃厚さとパンチがあるため、ライスと一緒に食べる食べ方は一理ある。しかしながら、塩辛さはあまりないので、スープだけでも十分いける。つまり、ライスとスープを交互に食べる食べ方でも、十分楽しめる。 |
チリペッパーを自分で加えて、さらに辛さを調整できるようになっているが、最初から自分に丁度よい辛さで調合してもらった方が良いだろう。 スープを半分以上食べると、額から玉のような汗が流れてきた。辛味というか、口の中の辛さ的にはそんなに凄い辛さではないのだが、発汗作用、全身を温める作用はかなりある。 常連客と思われる人が、タオル持参で着ていたが、その理由が良く分かった。 具は、ジャガイモ、ニンジン、ナス、ピーマン、シメジとオーソドックスだが、炒められたホウレン草がおいしかった。それ以外の具は、普通である。ハンバーグは満足のいく大きさであるが、肉のうまみが抜けているような雰囲気で、いまいちである。 |
スープはかなりのボリュームがある。ライスも普通の盛りがあるので、量的には丁度満腹になる量である。 うまみ系カレーと激辛系カレーの中道をいくカレーである。やや値段が高めだが、それに見合う味である。 ルーカレーも一度試す価値がありそうだ。 (2001年3月24日) |
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