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激辛カレー批評 |
イエロー 札幌市中央区北4条東1丁目 |
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2003年春の投票で、「イエローがおいしい」というコメントが多かった。来たいとは思っていたが、新店めぐりで忙しいしく、オープン後以来、来ていなかった。 オープン当初は駐車場はなかったが、1箇所できていた(玄関前に場所の掲示あり)。メニューは「豆腐」と「白身魚フライ」が追加になり、合計5種が定番メニューに。あと、「豚角煮」というのもあり、これはカードのメニュー(日替?)として置いてあった。トッピングもできていた。トッピングに「温泉玉子」というのがあり、魅かれてしまう。ということで、「チキン野菜辛さ4番温泉玉子トッピング」(計1150円)を注文する。 最近では、「イエロー」の知名度があがり、昼時は相当混んでいるらしい(読者情報)。昼休み時間中に職場にもどれなかったという話も聞いた。注文してからの待ち時間が気になったが、夜7時頃、まだカレーが来ていない客が2人いる状態で、待ち時間わずか9分。遅いどころか、むしろかなり早い部類である。この調理の速さでも追いつかないだけ盛況ということだろう。ということで、どうせ行くのなら、落ち着いて食べられる夜の時間帯をお勧めする。 さてカレーの味だか、オープン当初とは別物である。まず、食べる前に見ただけで油の量が少なくなっている。前回の批評では、「ややコッテリ」と書いているが、そんなことはなく、全く、適切な油加減である。また「マイルド」とも書いたが、明らかに「マイルド」さよりも「シャーブ」な味わいがメインになっている。 野菜はオープン当時からおいしいのだけど、そのおいしさが格段に上がっている。特にチキン。中華料理の「蒸し鶏」のような柔らかで味わい深いチキンに、スープがしみて絶品の一品。「なんで、このジャガイモはこんなにおいしいのか?」という甘さ。この二品は特筆すべき旨さがある。あと、ブロッコリーは普段は水っぽくておいしい野菜というよりは口直しのための野菜としか認識していなかったが、この油のからんだブロッコリーはちょうどつぼみの部分に残存した油とつぼみの間にしみたスープとが絶妙なハーモニーが作られている。本来、ならここで「油っぽい」ということになるが、ブロッコリーのサッパリ感でうまく中和されているのだ。 温泉玉子はライスに移してからつぶす。最高の口安め。どうして、スープカレーと半熟玉子は相性が良いのだろうか? 辛さの4番はピリリとして、私的(マジスパの虚空、スリ狂の50番を常食)には正に丁度よい辛さだった。後が引かない辛さであり、スープのうまさを邪魔しない。辛さとうのさが両方とも楽しめる絶妙なポイントである。超満足の一皿であった。 (2003年5月8日) |
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