樺沢紫苑の札幌激辛カレー批評
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 札幌スープカレー

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MCC_curry2.jpg (12843 bytes)札幌スープカレー
スパイス仕立て

 スープカレーのレトルトの競争も過熱してきている。
 MCC食品は神戸が本社の会社。レトルトカレーを多数販売している。スープカレーのレトルトは、北海道限定が多い中、これは全国発売である。私は「カレー博」で購入したが、札幌市内のスーパーでみかけたことはなく、どの程度出回っているかは不明である。価格はフリーで、700-800円くらいで発売されているようだ。
 さて、調理して見る。具とスープが別々になっているパターン。かなりのボリュームである。
全400g(具材250g+スープ150g)だ。札幌スープカレーのボリューム感が再現されている。野菜(ニンジン、ジャガイモ)は、丸ごとではない。ジャガイモがモチっとしておいしい。ニンジンは柔すぎず、甘みもある。
MCC_curry.jpg (18319 bytes)
 スープはうまみと甘みが十分にあるが、スパイス感は強くない。ルーカレーをスープで薄めたような印象はぬぐえない。しかしながら、味のバランスはかなり良い。ライスとの相性も良い。ライスを浸して食べると、ライスがはかどる。
 とうもろこしが結構な大きさで入っている。ただ、これで重量を無駄に食っている感じはいなめない。道外の人はもこれを喜ぶのだろうか?
 スープカレーを食べたことのない人が、とりあえずその雰囲気を味わうという点においては、成功していると言えるだろう。レトルトのノウハウを持っている会社だけに、野菜の味は今までのレトルトと比べても一段上のレベルだ。ただ、値段が高い。500円以下でないと、再食したいという気持ちにはならないが・・・。
 (2004年3月)
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