インド亭
レッドチキンカレー ６５０円
樺沢紫苑の札幌激辛カレー批評 |
| ネット通販 インド亭 |
レッドチキンカレー ６５０円 |
| ある日、メールをチェックしてみると、「インドカレー100名様プレゼント」というメールが「インド亭」という店から来ていた｡メールに目を通すと、チキンカレー、ナスカレー、シェフのまかないカレー、ホウレン草ナンの４点セット３０００円相当が、抽選で１００名に当たるという。そして、その下には、「抽選で１０００名様にこのセットが半額の１５００円で買える
メールクーポンをプレゼント！！」とある。どうせ、無料のカレーは当たらないだろうが、半額クーポンはほとんどの人に当たるという、そういう戦略なのだろう｡早速、「インド亭」のホーム・ページをチェックすると、なかなかおいしそうなカレーが、写真入でアップされていた。 １０種類以上のカレー。５種類以上のナン。チャイ、ラッシーなど５種類以上の飲み物。それ以外にも、スパイスの単品やインド料理の調味料など多種にわたる商品がライン・アップにあった。これは、だめもとで、応募するしかない｡ 数日後、案の定、無料セットははずれたが、半額クーポンは当選したというメールが来た。他の商品を一緒に注文しても別途、送料がかからないということで、メニューの中で最もおいしそうに見えた、レッドチキンカレーを注文してみた。説明には、「★灼熱地獄カレー★ 激辛カレーの５倍の辛さ！ ジワジワと辛さが効いてきます 辛いだけでなく美味しいインドカレー」と書かれている｡正に、私のために作られたカレーのようだ。しかし、激辛といっても、そんなに辛いのだろうか｡激辛カレーといっても、たいした辛さではなく、アッサリと食べれてしまうものが、ほとんどである。 注文して何日か後、待望のカレーが届いた｡クール宅急便の冷凍で届いた｡支払いは、代引きにした。 さっそく、熱湯であたためて、食べてみる｡ 一口｡「ウッ、辛い。」強烈な辛さと衝撃が私を襲った｡そんなに辛くないだろうという油断のせいか、辛さが舌と喉を直撃した｡一瞬、ムセそうになる。 体制を立て直し、激辛カレーの二口目を食する｡やはり辛い｡しかし、それに負けないだけの旨みと、マイルドな舌触りのよさがある｡おいしさ、旨さが、辛さに負けていない｡これはなかなかのものだ｡そして、冷凍ではあるが、スパイスの風味が十分残っていた。冷凍にしても、これだげ味が保たれるのか、と感心する｡店で直接食べると、もっとおいしいのかもしれないが。インドカレーというが、いわゆる水無しカレーではなく、スープカレーに近い。とろみのあるスープカレーである。タマネギのような固形成分は入っておらず、裏ごししてあるのか、マイルドで舌触りの言い食感を楽しめる｡ チキンは三切れほどで、やや物足りないが、チキン自体は辛くなく、灼熱地獄における一服の清涼剤になっている。 数口食べるが、目に涙がじんわりと浮かぶ｡かなりの刺激である。容赦ない辛さであるが、後味の良い辛さ、食べていて楽しくなる辛さである。そのうち、汗もにじんできた。しかし、２００グラムという量はあまり多くはなく、あっというまに食べ終わってしまう｡もっと食べたい、と思わせる味である｡これで６５０円はなかなか悪くないぞ。 ただし注意しておくが、このレッドチキンカレーは、半端じゃない辛さである｡激辛カレーマニア以外の人には、決してお薦めしない｡ まだ、私の冷蔵庫には、他に三種類ものカレーが入っている｡その他のカレーについても、食べ次第、順次レビューしていきたい。 ネット通販というと、初めて注文するときは、少し不安だが、「インド亭」は「楽天市場」に入っているし、代引きも手数料無し（店負担）でやってくれるので、良心的である｡ 味的には、十分水準を越えているが、問題は値段である｡カレーは、５５０円から７５０円で設定されている｡さらに、送料が６５０円ほどかかる。店で食べるのと、ほとんど変わらない値段なのだろうが、これだけ払ってまで通販で取り寄せて食べるべき価値があるかどうかは、個人の判断によるだろう。私は、また注文しても良いと思ったが｡ |
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