樺沢紫苑の札幌激辛カレー批評
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  無印良品
 
 レッドカレー

 
 

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レッドカレー 200円

 無印良品の「レッドカレー」(200円)を買ってきて、自分で作ってみる。
 無印良品の食品売り場で、二番目に人気のある商品のマークがついているが、果たしてその味はいかに?
 袋にはスパイス、ココナッツミルクパウダー、ナンプラー、輪切り唐辛子の四袋がパックされていた、何かブラモデルを作るような感じで、作る前から楽しくなって来る。また、それらの袋が外から見える透明のパッケージも良い。真っ赤なスパイスの袋が、カレーを食べる前から食欲をそそる。
 エビでつくると書いてあるが、チキンで作ってみた。その他の具はシンブルに、タマネギとジャカイモだけにしてみた。チキンと野菜は、ブラ
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ック・ペッパーその他数種類のスパイスで炒めてみる。ココナッツ・ミルクは水で溶くことになっているが、牛乳でといた。それ以外は、おおむね作り方に書いてある通りにやってみた。
 スパイスを加えるときに、その真っ赤な粉を一口なめてみる。激辛だ。なんだ、この辛さは。半端じゃない。こんな辛くて大丈夫なのか。一瞬、恐怖感すら感じた。そのくらい辛い。スープに溶いた段階でもう一度味見してみるが、やっぱり凄い辛さだ。
 しかし、メゲずに、その後もレシピ通りに作り進める。ココナッミルクとナンプラーを入れて、唐辛子を添えて完成。
 一口食べよう。うまい。超ウマ。激ウマ。スパイスの生の風味が直接的に口内に広がる感じ。レトルトのような気の抜けた感じがまったく無い。風味が凄いのだ。カレー屋で食べても、これだけのスパイスの風味を出している店は珍しい。
 心配になっていた辛さは、ココナッツミルクで完全に中和されている。しかし、その後ろに辛さとスパイシーなに風味は、十分に楽しめる。辛さの苦手なひとはちょっと食べれないかもしれない。中和されたとは言っても、そのくらい強い辛さであることは間違いない。家庭でこの味が出せるのなら、タイ料理屋に食べに行くのもバカらしい。
 パッケージには「タイ風」とかかれているが、酸味はほとんど入っていない。ココナッツみるくの風味をとりあげて、「タイ風」といっているようだ。酸味があのり好きではない私にとっては、こっちの方がいい。
 これで200円とは。材料費を全て入れても500円くらいでできてしまう。
 これはヒットだ。ライスは大盛りで入れたつもりだが、さらにおかわりしてもう一杯食べてしまった。
 レトルトカレーや、ルーから作るカレーもいろいろと食べたが、このタイカレーは、レベルが違う。ココナッミルクを入れない段階だと、また違った風味のスープカレーとして楽しめそうだし、それをベースにしてアレンジすると、おもしろいスープカレーも作れそうだ。とにかく、一度お薦めする。
グリーンカレー/イエローカレー
 前回、大絶賛だった無印良品の「レッドカレー」、他に「グリーンカレー」と「イエローカレー」が同じシリーズとして発売されているので、試食してみた。
 まずは、グリーンカレー。ココナッツミルクを入れる前の段階で味見するが、レッドカレーほどの強烈な辛さや風味もない。ココナッツミルクをいれて完成させるが、やはりぱっとしない。これは、辛さではなく、むしろマイルドな味わいを楽しむようなカレーになっているのだろうが、激辛カレーファンにとっては、非常に物足りない。だいたいにして、ルーの色もグリーンではない。イエローだ。
 イエローカレーもレッドカレーに比べるとパンチに欠けるが、グリーンカレーよりは刺激的である。うまさから言うと、レッド>イエロー>グリーンの順になる。
 前回のレッドカレーの強い推薦により、私の友人の何人かも試してくれたが、あまりにも辛すぎて食べれなかった、という感想も聞かれた。

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グリーンカレー 200円

 そう。レッドカレーは、激辛カレーファンのための禁断のカレー。一般人は近づくべきではない。逆に、イエローやグリーンカレーは、そうした激辛ファンでない、普通のカレー好きのためのカレーである。したがって、とれが一番良いという絶対的な評価ではなく、自分の辛さの耐性と、マイルド嗜好などを考慮して、個人のベストチョイスを選ぶべきだろう。
 いずれにせよ、一個200円は安い。お買得である。

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グリーンカレー  皿盛り

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イエローカレー 皿盛り

 
評価  ★★★★ (レッド)
 ★★★ (グリーン/イエロー)
営業時間  
定休日  
駐車場  
席数  
ランチタイム  
種類  カレーのもと
   

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