樺沢紫苑の札幌激辛カレー批評 |
インドカレー 元祖小いけ 函館市宝来町22-4 0138−23−2304 |
カレー 570円 |
函館、「小いけ 本店」の真裏にこの「元祖小いけ」がある。場所はかなりわかりずらいが、「小いけ 本店」の右側の小路を曲がれば、右のような風景が広がり、「元祖小いけ」の看板が見える。 なぜ、こんな近くに同じ名前の店があるのか? 本家と分家の仲たがいといったところだろうか。 店内は、昔ながらの食堂といった感じ。古びた感じが、函館という場所とてあいまって独特の雰囲気を出している。 メニューは、「カレー」「大カレー」「カツカレー」 「ハンバーグカレー」「チキンステーキカレー」 の5種類のみとシンプルである。 メニューは「カレー」を注文した。 すぐにカレーが運ばれてくる。いい感じのルーが別皿で運ばれてくる。洋食カレー店の定番だ。 ライスにルーをかける。ルーのトロトロ具合が絶妙である。カレーの風味も十分にある。 一口食べると、口の中にそのマイルドなトロみが広がる。クリーミィーに粉っぽい食感がたまらない。これがカレー粉ですという自己主張がそこにある。ライスとのなじみ具合もOKだ。 辛さの指定は特にないが、結構な辛さがある。私にしては、ちょっとした刺激になっていい感じだが、普通の人にしては結構辛いかもしれない。 |
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具はほとんど入っていないというか、タマネギなどがすごく小さくなっているのが肉眼でかろうじて見える程度である。大きな具は全くない。最初は少し驚くが、ルーのなめらかさを中心に味わうカレーと考えれば、具は方がいいのだろう。 やや、ルーにうまみ成分が足りないところが欠点である。おいしいカレーというより、口当たりの良いカレーというのが正しいだろう。店の雰囲気とあわせて、ちょっとしたレトロ感を楽しめる。 「小いけ本店」と比べると、「元祖小いけ」の方が、圧倒的においしい。「元祖小いけ」方が、初代の味を継いでいるのではないかと勝手に想像してしまうが・・・。 |
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