樺沢紫苑の札幌激辛カレー批評
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インドカレー
シタール

函館市梁川町9番3号
西武百貨店6階

0138−54−8712

 

sitaru_curry.jpg (10745 バイト)
 チキンカレー(大辛) 
700円+30円
 シタールとはインドの民族楽器の名前である。カウンターの中にシタールが飾ってあるが、この店に流れるのは、インド民謡ではなく、ジャズである。
 メニューはインドカレーと日本風カレーの二種類がある。当然、インドカレーの方。具は、オーソドックスに「チキン」だ。
 辛さは、7段階あるが、初めてのお客さんは、特辛、激辛はご遠慮くださいと書いてあったので、素直に従って大辛(30円増し)に留めておく。
 辛さ                     
甘口 →
普通 →
中辛 →
辛口 →
大辛 →
(+30円)
特辛 →
(+50円)
 激辛
(+100円) 
 注文してから出て来るまでが早い。三分もかかってないような気がする。 ターメリックの黄色が効いている。いかにもカレーですと、色が自己主張している。インドカレーの定番とはこれだよという感じ。タマネギやニンジンなどの野菜を丁寧に炒めて、そこにスパイスを絡ませていくというタイプである。
 スパイスの風味も良い。辛さはピリリとして丁度良い辛さ。 タマネギのうまみが十分引き出されており、ライスとの相性もバッチリ。 辛さ、色、風味という三種類のスパイスの醍醐味をうまく楽しめるようなカレーになっている。 唯一、不満があるとすれば具が少ないこと。 チキンがわすがニ切れしか入っていない。あと、ニンジン一切れ。 エッグカレー550円でチキンカレーが700円であるから、このチキンが150円以上することになる。すくなくとも、その価値はないだろう。 「シタール」はルーが魅力の店である。したがって、極端な話、具はなくてもいい。つまり、一番安価なエッグカレー550円で、十分「シタール」の魅力を堪能できるだろう。 下手にセットとかにすると、1000円を超えてしまうが、それはちょっと高い。 早い、安い、旨いと、スタンドカレーの三要素を全て満たす貴重なカレー屋だ。 シェフ(店長)の気遣い、接客態度には好感がもてる。
 店の看板には「銀座ナイルレストラン姉妹店」と書かれていたが、「ナイルレストラン」のカレーと比べて、日本人向けにアレンジされている印象である。
 インドカレーがかなりおいしかったので、日本風カレーの味も気になったた。日本風カレーの「フィッシュフライカレー」(630円)をテイクアアウトにしてもらい持ち帰る。ライスなしにしてもらったら、定価より150円安い480円だった。
 カレーの風味がすごい。帰りの車の中がスパイスの香りで充満してしまうほどだったので、改めてテイクアウト用のビニール袋の口を結ぶ。
 日本風カレーは、小麦粉の入ったルーカレーである。しかし、細かい刻みタマネギの断片が肉眼で確認できる。とろりとした味わいが、絶品である。タマネギ自体の甘味がルーにマッチしており、さらにタマネギ自体がうまくスパイスを吸収している。ルーカレーには厳しい樺沢であるが、このルーカレーはかなりの出来である。東京の一流店のルーカレーに匹敵するだろう。しかし、東京の一流店のルーカレーは1000円以上するが、それと比べると『シタール』の日本風カレーはかなり割安である。フィッシュフライは、想像していたより大きい。チキンの小ささと比べると、フィッシュフライの方がかなりお得。具の選択には、注意を要するということだ。
 辛さは、「辛口」で頼んだが、ちょっとピリ辛という感じで、ルーカレーには丁度良い辛さであった。
 あと、テイクアウトの袋に、福神漬を同包してくれたが、その量が大量であった。これは三食分くらいの福神漬に相当する。
 今後、注文の時、日本風カレーにするか、インド風カレーにするか大いに迷う。
         (2001年1月6日)
営業時間  10:45〜20:30
(ラスト・オーダー 20:00)
定休日  西武百貨店に同じ
駐車場  あり(西武百貨店の駐車場)
 買い物は金額に関わらず、駐車料無料。
席数  約20席
ランチタイム
種類  インドカレー
その他
メニュー、値段 玉子カレー 550円
チキンカレー 700円
日本風ポークカレー 550円
ライス大盛り 200円プラス
セット(ドリンク、サラダ) 300円プラス

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