樺沢紫苑の札幌激辛カレー批評 |
魔女のスプーン
0167-23-4701 |
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富良野のカレーといえば、「唯我独尊」が有名である。「唯我独尊」はあまりに有名すぎるということもあり、樺沢が「カレー50」で選んだ富良野の店は、「魔女のスプーン」である。 富良野といえば「北の国から」を思い出すが、富良野の重要なもう一つの名物がタマネギである。タマネギといえば、カレー。そして、富良野では最近、カレーで町起こししようという運動も起きている。 富良野市街地にある「魔女のスプーン」。その客の約8割が注文するのが、「納豆カレー」である。納豆カレーは最近では珍しくない。トッピングの納豆もよくある。ここの「納豆カレー」は、納豆くささが抑えられていてクセがなく食べやすい。トロリとのびるチーズと納豆のネバリが渾然一体となり、未体験の食感を作られる。また、富良野産ハスカップを散らした盛り付けが美しい。タマネギなどの野菜は協力農家から仕入れ、納豆やチーズに至るまで富良野産にこだわっている。 納豆好きにはちょっと物足りないかもしれないが、誰でも食べられる「納豆カレー」としておもしろいと思う。 最近メニューに加わった「チーズスープカレー」はチーズリゾット、あるいはお茶漬け感覚で、一杯飲んだ後のシメの一食として人気が高い。 |
フォーもいただいたが、具がたっぷりのすごいボリュームでビックリする。スープはアッサリとして飲みやすい。通常フォーの麺は、米粉の白い麺だが、ここのフォーは普通のラーメンと同じ黄色い麺である。なぜ、米粉の麺を使わないのか尋ねたところ、富良野においしい製麺所があったから。その富良野産のおいしい麺を使いたからだという。そこにも産地へのこだわりがあった。 カレー以外にも各種エスニック・メニューがそろっているので、夜にエスニック料理店として楽しむこともできる。 (2003年6月29日) |
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