樺沢紫苑の札幌激辛カレー批評 |
ファームレストラン&カフェ ママズ・キッチン
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「ママズ・キッチン」が改装して、味もおいしくなったという情報が入った。遠場ではあるが、他の重要な用件もあり再訪した。 店内が広々としている。店の広さは2倍以上になっている。そして、厨房も広くなっている。広々とした店内。それでいて、席数はあまり増やしすぎず、広々とした雰囲気がある。店外の広々とした風景が店内と連続している。 メニューは定番メニューに加えて、「カボチャカリー」と「ポークカリー」があった。特に、「カボチャカリー」は、この時期(冬)のお勧めということ。 まず、色彩が美しい。カボチャは実のオレンジと皮のグリーンの2パターンで盛り付け。アーモンドスライスの白が色彩のコントラストを作る。 さて味の方は・・・マイルドだ。コクがある。初訪時にあった粉っぽさは全くない。 辛口を頼んだが、かなりのスパイス感がある。後半になると汗が流れるほど。友人の「普通」も試食させてもらうが、「普通」でも結構なスパイス感があり、前回物足りなく感じた「パンチが足りない」という部分も改善されている。強くはないが、野菜のうまみを殺さない程度の適度のスパイス感が存在している。これなら、激辛系のスープカレー・ファンが食べても物足りないということはないであろう。 カボチャはホックリとそれでいて十分な甘みがあった。もちろん、自家製である。キーマ(ひき肉)が入っているが、キーマがスープにコクを加えたのかも。 「ポークカリー」はかなり大きめポークがゴロリと数個入っている。「チキン野菜カリー」は、カボチャが入っているがダイコンはなし。前とは来た時期が違うせいか、入っている野菜も若干異なっている。柔らかチキンと野菜の相性はあいかわらず絶妙だ。 初訪時と比べて味のグレートアップは歴然としたもの。わざわざ遠くまで食べに来たかいがあった。高い満足感とともに、店を後にする。 (2004年2月21日) |
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初回訪問時 (03年6月) 国道12号線を北上し、「江部乙」の看板が見えたら、すぐに店の看板が左手に出る。かなり小さいので見逃さないように。そこで左折。そこから、田園の中を2.5キロ走ると、また左手に小さな看板があるので、そこで左折すると、ログハウス風の建物が見える。 もともとが農園だけあって、周りは全て畑。のどかな風景が良い。 「ママズキッチン」の特徴は、自家栽培のとれたて野菜を使っているということ。そして、野菜のみならず、お米までも自家産だという。使われる野菜の種類は、時期によって変わる。 |
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フードメニューは、スープカレーとフォカッチャサンド。スープカレーの定番は「チキン野菜」。辛さは、甘口、普通、辛口の三段階があるが、普段から辛口カレーほ食べている人は、「辛口」でいいだろう。 まず、野菜の色彩が冴える盛り付けが美しい。ナスが青々として、巨大なこと。野菜のうまみの出たスープは、あっさりとして飲みやすい。旨み系スープで、かなり本格的な味。ただ、ややパンチに欠ける。最初はもっとスパイシーなカレーを出していたそうだが、場所柄か近隣の年配のお客さんが多く、「辛くて食べられない」という意見も多かったため、現在の味に落ちついたという。誰でも食べられる、優しい味である。 カレー以外のフードメニュー、フォカッチャ・サンドもお勧め。ふんわりパンに新鮮野菜が挟まっている。 夏場の観光シーズンは、かなり込み合うらしい。1時間待ちもあるという。そういうときは、イチゴ狩りや野菜のもぎとり、野菜の直売なども楽しめる。 (2003年6月27日) |
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