樺沢紫苑の札幌激辛カレー批評 |
千歳空港 Marche
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千歳空港でスープカレーが食べられるらしいという噂を耳にした。どうやら、ここ「Marche」のことらしい。場所は、1階の国際線側。一番端。こんなところに店があったとは知らなかった。カレー店ではなく、20種以上のメニューをおく典型的な空港レストラン。 |
味は写真を見ていただければ想像がつく。まっ黄色のスープ。ルーカレー(あるいはカレー粉)をコンソメスープで割ったような味。ターメリックがたくさん入っていて、札幌スープカレーとしては定型的ではないが、スープカレーを食べたことのない人が想像するスープカレーの味は、こんな感じなのだろう。 味は平凡だが、スープのボリュームは結構あるし、ライスは220-230グラムはあり、十分な量だ。 |
チキンレッグ1本、ジャガイモ、ニンジン、ナスは丸ごと。この野菜のゴロゴロ感は札幌スープカレーらしい。 そして、682円という価格設定。税込みで700円未満でスープカレーを提供している店は札幌でも数軒しかない。この店自体は、800円前後の値段設定が多く、なぜかこのスープカレーは他のメニューと比べても安めである。 カレーが出てくるまでの時間は10分以内で、スープも熱々である。 味以外の要素は、ほとんど満点だ。 この店のメニュー数は、相当多い。ラーメンから豚丼まで何でもある。スープカレーはその中の一つにすぎないのだから、スープカレーのためにわざわざ専用のスープをとっているとも考えられないので、しょうがないといえばしょうがない。 しかし、これを食べてコストパフォーマンスの重要性を再確認する。結構、満腹感もあり、トータルでは満足してしまった。これが、900円だとすれば激怒したかもしれないが、たった200円の違いで印象は大きく変わるのだ。 ちなみに、ホームページの写真がやたらうまそうで、ショーウィンドウの見本もかなりおいしそう。ちょっと、現物と違いすぎないか? |
同伴者のエビフライカレーを味見させてもらったが、これは強烈な一皿だ。ルーに豚脂か牛脂が溶けこんでいるようだ。超コッテリとした濃厚な一皿である。これだけ濃厚なルーカレーというのは、旭川「アンクル・ペパリー」以来食べたことがない。最近は、コッテリ系を避けがちの私ではあるが、この一皿はコッテリ好きの若者には高く評価されるかも・・・。 この店は国際線側に位置する。メニューの一部が韓国語で書かれていたり、異国情緒がただよう。外国人にはこのコッテリ感は受けるかもしれない。 |
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ビビンバ丼が韓国語でメニューに載っていた。キムチ付きだそうだ。国際線を利用する韓国人向けのメニュー。しかし、韓国人相手にビビンバとキムチを出すとは、相当の勇気だ。その勇気は賞賛に値する。次回、ここに来たときは、スープカレーよりもこの強気のビビンバ丼に挑戦するだろう。 (2004年4月14日) |
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