樺沢紫苑の札幌激辛カレー批評 |
カレーリーフ 帯広市西17条南5丁目8 0155-41-0050 |
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カレーリーフとは、スリランカカレーには必須のスパイスで、スリランカと南インドなど世界のごく一部の地域にしか育たないといわれるが、それをわざわざ自家栽培して使っているのが、この「カレーリーフ」である。 私がスリランカの家庭を訪れてカレーをいただいたとき、庭先に植えてあるカレーリーフをとって使っていた。 場所は住宅地の中。少しわかりづらいので、「カレー50」の地図を参考に。 カレーはインド風、スリランカ風、フランス風、日本風と四種類もあるが、カレーリーフが使われているのは、アッサリとしたインド風とややスパイシーなスリランカ風で、それぞれ二十食限定だ。 |
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スリランカ風カリーを注文。テーブルに皿が置かれた瞬間に、スパイスの心地よい香りが立ち上がる。カレーソースの口当たりがとてもマイルドで優しい。スパイシーというよりは、上品で優雅なスパイス使いという感じる。辛くないので、老若男女幅広く食べられそう。辛さ設定はなく、辛さはテーブルスパイスで調整する。 野菜の調理が丁寧で、一つ一つの野菜がおいしい。ホウレン草のバター炒めとナスが特においしかった。 ホウレン草のバター炒めが入っているということで、札幌「カレーリーブス」と関係があるのかと思い聞いてみたが、無関係とのこと。 |
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他の客は、日本風を注文している人が多かった。今回は食べられなかったが、他のメニューもおいしそうだった。 野菜のみならず、米、コーヒーに至るまで無農薬、有機栽培にこだわり、夏場には自家菜園の野菜も加わる。徹底した素材へのこだわり、洗練された上品な一皿を堪能しよう。 なお、「東京カレー番長」のみずのじんすけ氏は、対談で北海道の好きなカレー屋として、「スープに少しとろみがあって、スパイスの香りがしっかり際立っている」と誉めていてる。(参考ページ) (2003年7月5日) |
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