樺沢紫苑の札幌激辛カレー批評 |
SOUP CURRY PORCO(ポルコ) 札幌市東区北14条東1丁目 |
鶏モモベジタブル 900円 |
1年3ヶ月ぶりのカレー食べ歩き更新となる。ご存知のように、現在私はアメリカ、シカゴに住んでいるのだが、この度夏期休暇をとって2週間ほど日本に一時帰国した。 果たして何食のスープカレーを食べれるのか? 結果は、わずか5軒という情けなものであったが、その食べ歩きの成果を順次報告していこう。 それにしても、札幌のスープカレーの新店ラッシュは、すさまじいものがある。どこがおいしいのか、さっぱりわからない。そんなこともあって、「カレー投票」では新店部門を新設してみたが、半分以上の人は新店部門に投票していない。すなわち、新店を積極的に食べ歩いている人は少ない、ということなのだ。まあ、リスクをとるよりも、既存の自分の舌に合った店に行くのは賢い。 |
とはいえ、一軒くらいは新店を食べてみたい。そんな欲求から、どこの店に行くべきかと、いろいろと情報調査をした結果、良さそうな店として「ポルコ」「gopのアナグラ」「グロビュール」の三軒が浮上してきた。 結果として、「ポルコ」に行くことにした。 |
ターメリックライス |
場所は、北14条東1丁目である。 地下鉄南北線「北12条」駅で降りてしまったが、後から知ったところによると東豊線「北12条東」駅のすぐそばなのだ。 一年も札幌を離れると、すっかり土地勘もなくなってしまった。 店内に入るとブタのぬいぐるみや、ブタグッズがたくさん並んでいて可愛らしい。店名の由来は、宮崎駿監督の「紅の豚」のポルコロッソに由来している。ブタ好きの店主の人柄が表れる。 といこうとで、メニューは「豚角煮ベジタブル」を注文したいという衝動に駆られながらも、オーソドックスな「鶏モモベジタブル」にする。 他に、「チキンベジタブル」もあったが、「鶏モモ」は鶏モモ肉が食べやすい大きさに切られているのに対して、「チキン」はチキンレッグが丸ごと一本入っている。 うまい。サラリとして飲みやすいスープである。しかし、十分なうまみがあって、コクのある辛さが舌に残り、後味が良い。 最初の一口でカルダモンの風味が口に転がり「SAVOY」に似た飲み口でもあるのだが、後味は「スリ狂」のようだ。特に辛さスパイスが、「スリ狂」に似た感じがあり、このコクのある辛さが良い。 うまい系と激辛系の魅力をあわせ持ったスープである。 スープも旨いが、圧倒されるのは野菜の量である。 |
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