樺沢紫苑の激辛カレー批評 |
スープカリィの店 ショルバー 札幌市清田区平岡5-4-11-26 |
野菜カレー 2番 880円 |
住所だけを頼りにして行ったらずいぶんと迷ってしまった。しかし、着いてみるとジャスコ平岡の真ん前。ジャスコの駐車場入り口に丁度位置する。非常にわかりやすい場所だった。
野菜カレー(880円)を頼む。辛さは四段階あるが、「ピリカラ」の二番を注文する。 野菜のボリュームが凄い。ナス二本。卵も1個まんま。 スープはおいしい。あっさり系だ。しかし、アッサリしすぎていて何か物足りない。コクが足りないと言うか。私が自分で作るスープカレーに似た味である。すなわち、ニセコ「カリー小屋」のスープカレーと似た味でもある。ブロッコリーが白と緑の両方が入っている。これは、「アジャンタ」の野菜カレーと同じだ。おそらく、「アジャンタ」のカレーを参考にしてるのだが、スープにそこまでの完成度はない。あっさり系スープには野菜という取り合わせは、良くないことは「アジャンタ」のところで書いたが、この「ショルバー」の野菜カレーも、とりあわせとしてよくない。チキンにしておけばよかった。 辛さは、チリペッパーで辛さを出しているのだが、もろに「チリペッパーです」みたいな単調な辛さでつまらない。また、このスープカレーは辛くしないで食べたほうがよい。 プロッコリーが白と緑で三本ずつ入っているが、これは少し多すぎる。ブロッコリーは何か水っぽくて、私はスープカレーの具としてあまり好きではない。しかし、一、二本であればどうということもないが、六本も入ってくると、さすがに嫌気が差してくる。 |
それぞれの野菜はおいしいのだが、野菜の下味というのもほとんどなく、あっさりスープとあっさり野菜の組み合わせで、後半になると舌が飽きてくる。スープがあっさりしているのだから、もうちょっと具の調理に一工夫ほしいものである。 唯一、タマゴはスパイスにタマゴになっていて、微妙に半熟が残っていると言う点も評価したい。ナスはやわらかさとしてはジューシーなのだが、うまみ、あまみが不足している。キノコにいたっては、食感だけで味がほとんどしないという寂しさ。 ボリュームがあるだけに、後半三分の一はつらい。「もういいです」という感じ。 ライスお変わり自由というのは、サーピスとして良い。 スープと具、それぞれにもう少し、改善の余地がありそうだ。 |
|
|
[ホームに戻る] |