樺沢紫苑の激辛カレー批評 |
Curry Diner Hazuki
札幌市手稲区手稲本町2条4丁目5−15 |
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再訪 揚げだし豆腐 たまに「Hazuki」のカレーが食べたい気分になったので、ふらり立ち寄る。私以外の客のほとんど全が、主婦らしき人たち。「和食膳」といったメニューもあり、必ずしもスープカレーを食べているわけではないが、店内は8割がた席が埋まっており、なかなかの盛況である。時々「Hazuki」を訪れる友人に聞いたところ、ランチ時はたまに満席のときもあるというから驚かされる。 |
今日はヘルシーに「揚げだし豆腐」を注文する。皿はアツアツで盛り付けも美しい。スープの味も含めて、大きな変化はない。結構油が浮いているが、アッサリとした具である揚げだし豆腐との相性は良い。野菜も多く、じゃがいもがモッチリとしておいしい。ボリューム感も結構あり満腹となる。 3番という辛さは少々辛い。結構汗も出た。普通の人は2番以下にしたほうがいいだろう。 これにサラダとドリンクがつき800円は安い!! 時々来たくなる主婦たちの気持ちも納得。 ランチ時の安いスープカレーといえば、プルプルの700円を思いだすが、コーヒー、サラダ付き800円というのは最強のコストパフォーマンスの部類に入ってくる。 (2004年3月18日) |
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初訪時 新店かと思ったが、以前から営業していた「カフェ&ランチ はづき」が、平成15年11月よりスープカレーを中心メニューにすえて、夜と土日の終日を「Curry Dinner Hazuki」として営業している。 仲小路にあるので場所は少しわかりづらい。5号線から行くなら、右手に「メガネプリンス」が見えたら右折し、手稲駅南口方向へ。左手に「Voderphone」のショップがあるので、そこを左折して仲小路に入ると30-40m左手にある。 |
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もと喫茶店なので当然のことながら、喫茶店風の店内。席間が居酒屋のようにセパレートされているので、グループでも落ち着いておしゃべりを楽しめる。 土曜の昼に訪れたが、この日のカレーメニューは、「やわらかとり」「あげだし豆腐」「 チーズ入り肉団子」の3種。おそらく、日替わりで一部メニューが変わるようだ。 辛さは3段階。普通よりも辛くないのにも応じてくれる。 「チーズ入り肉団子、辛さ3番」を注文する。 待っている間に、他の客に運ばれるカレーが目に入る。見た瞬間にわかる。これは「当たり」だ。立体的な盛り付けが美しい。盛り付けが美しいカレーで、まずいカレーにお目にかかったことはない。盛り付けに十分な配慮がされている場合は、当然のことながら味への配慮も怠りがない。逆に、味の探求で手一杯の場合は、美しい盛り付けをする余裕などは生まれない。 さて、自分のカレーが運ばれてくる。「チーズ入り肉団子」というよりは、チーズのせハンバーグということか。ハンバーグがかなりでかい。その上に細切りされた野菜がのり、香草でおおわれる。 さて味の方は・・・。パンチのある味だ。3番という辛さは結構辛い。その辛さに負けないだけの十分な旨みがある。盛り付けと同様、他に類を見ない個性的な味である。 表面の油がやや大目で、塩味も強めである。敢えて系統で言うなら、「Voyage」の曼荼羅かな・・・。スープが混濁してバジルもかなりたくさん入っている。濃い目スープに濃い目の味付け、多めのスパイス。骨のある味だ。 骨のある味、パンチのある味ということは、好き嫌いも分かれるところだが、カフェ系の店でこれだけパンチのある味で勝負しているところも少ない。その辺のコンセプトに関しては、大いに評価できよう。 ライス大盛(お替り)無料だが、スープの量が相当に多く、ライス大盛にしたところ超満腹となった。 また、サラダとドリンクがつく。したがって、900円という値段は安く感じた。 辛さ3番は、かなり辛かった。私は激辛好きだが、次回行くときは2番を頼むだろう。この辺の辛さの設定に関しても、勇気ある設定で好感。 メインの具の、肉団子はボリューム感もあってグッド。食べ口はアッサリとしていて、コッテリスープをアッサリとした具でいただくパターンに合致する。細切り野菜は食べやすいが、野菜のボリューム感は少し寂しい気も・・・。インゲンのみが少し多い。 個人の好みから言うと、油と塩加減は2割ほど弱めてほしい気はした。これも「曼荼羅」同様に、ライスと一緒に食べるとある程度は気にならなく範囲ではあるが・・・。 カフェ系のアッサリとした万人受けカレーを想像すると期待を裏切られる。新店としては十分な味レベルであり、コッテリ系、味濃い目のスープが好きな人は、一度食べる価値あり。 (2003年12月14日) |
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