激辛カレー批評
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マジック・スパイス 


 下北沢店

東京都世田谷区北沢
 1-40-15

03-5454-8801



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チキン 950円
+虚空 200円

 札幌のスープカレーの老舗店「マジック・スパイス」が東京進出し、2003年8月26日に下北沢店をオープンした。
 神出鬼没の樺沢は、今度は東京に出現。早速、札幌の本店との味を食べ比べる。
 場所は、「マジック・スパイス」のホームページ参照のこと。「下北沢駅」下車してから徒歩5分程度と、思ったよりも近い。場所的にはちょっとはずれているが、店舗はでかい。オープンテラスもあって、60−70席くらいあるか・・・。それでいて、ある程度セパレートされているので、あまり他人を気にせず食べられる。
 日曜13時半、行列を覚悟で望むが、天気が大雨のせいか、行列はなし。ただ、この席数で8割以上は埋まっているので、かなり繁盛しているといえるだろう。
 スタンダードなところで、「チキン」を注文。辛さはいつもの「虚空」。
 まず、カレーが運ばれてくるのが早い。これだけ混んでいるのに、5分で運ばれてきた。本店よりも早いぞ。
 本店より味が落ちるという掲示板での書き込みを見かけたが、実際はどうだろうか・・・。
  味の方は・・・、本店と同じじゃないだろうか。特に、著しく違うという感じはない。本店での味のブレの範囲内に収まる。というか、大変おいしい。
 柔らかチキンはおいしい、スープの野菜から出た甘みも健在。
 もし敢えて違いを言うなら、シャープな切れ味がないような、舌にまとわりつくような感じだ。これは調理によるものではなく、東京の水のせいだろう。なぜなら、東京のラーメン屋でラーメンを食うと、必ずこんな味がする。もちろん、水そのものを飲んでもだが。
 店員のフレンドリーな対応には好感。まて、これだけの席数をこなすのに十分なスタッフ数がそろっていると感じた。
 オープンから約1ヶ月を得て、味やサービスなども軌道にのり始めているのだろう。この味であれば、「マジック・スパイス」の東京制覇も間違いないだろう。
 東京人の間では、値段が高いという話もあるがこれで辛さ追加料金を入れて1150円はどうみても安いでしょう。千円ちょっとでこれだけおいしくて、そんなに待たないで食べられる店は、東京では珍しい。
 唯一問題は、辛さの選択である。今回、東京の友人と一緒に行ったが、友人の辛さの耐性などを詳しく聞いて、「極楽」の辛さを私が選んであげたが、結局「辛すぎる」ということで、三分の一も残していた。

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ベジビーン 980円

 その「極楽」を私が食べても、全然物足りない、ただの野菜汁にしか感じられない。
 「マジスパ」の魅力は辛さ。そのスパイス使いの妙にある。
 「マジスパ」のスープカレーは自分に合った辛さで食べると最高においしいのだが、辛さが足りないと物足りなく、辛すぎると食べられない。自分に合った辛さを選ぶというのが、非常に難しい。何度か足を運べば、ドンピシャの辛さに出会えるが、東京人はそこまで辛抱強いか。
 これから初めて行く方は、その辺を念頭において、店員からも情報を得ながら、最適の辛さを選んで、札幌スープカレーの本流の一皿を堪能していただきたい。 
   (2003年9月21日)

マジック・スパイス 下北沢店

 
営業時間 11:00〜15:00
17:30〜22:00
(土日、祭日は通し営業) 
定休日  火水
駐車場  3台
席数  
ランチタイム  100円オフ
種類  スープカレー
   
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