ろくまる渋谷 壺焼きカレー

東京都渋谷区神南1−20−7 川原ビルB1F


03―6416―7103

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一本カツカレー780円

 猛暑は過ぎ去ったが、残暑のきびしい東京。
 昼過ぎに渋谷に用事があったので、ランチタイムに渋谷の公園通りを歩いていた。
 急な用事であったため、ランチのための下調べはなしだ。

 自らの直感を頼りに、一発勝負で店を決める。
 とはいっても、居酒屋なども、たいていランチでメニューをやっているから、どの店にすべきか迷ってしまう。

 どれにしようかな・・・と、思った矢先に「壺焼きカレー」の看板が目に飛び込んできた。

「これだっ!」


ろくまる渋谷 壺焼きカレー
店舗入り口


 今日はかなりの暑さである。
 本当は、アッサリと蕎麦でも食べようと思っていたのだが、「壺焼きカレー」の看板を見た瞬間に、気分は「カレーモード」に完全に切り替わったてしまった。
 「やはり夏はカレーだ」

 地下に降りていき店に入る。居酒屋風の店内だ。というか、焼酎がいっぱい並んでいて、モロ居酒屋である。この「ろくまる渋谷」「ろくまる」という店は、夜はモツ鍋と焼酎の店として営業しており、昼だけカレーを出しているのである。

 さて、メニューは、何にしようか。
 アッサリと「季節野菜カレー」にしようかと思ったが、ついつい一番人気の「一本カツカレー」(880円→780円 割引中)にしてしまう。極上の「五元豚ロース」を使ったカツカレー。そして、「一番人気」という言葉にやられた。

 カレーが運ばれてくる。
 「壺焼きカレー」の名の通り、壺に入ってグツグツいったカレーが運ばれてきた。
 「おおっ」と思わず驚くが、それは壺に入ったカレーに対してではなく、カツの大きさに対してである。「一本カツカレー」の名の通り、縦25センチ、横5センチほどの細長いカレーが、皿の片面を占めているではないか。盛りつけも美しいし、かなりの迫力である。普通は780円のカツカレーに、このサイズのカツはつかない。ボリュームとともに、視覚的にインパクトのある一皿だ。

 問題のカレーの方はどうか・・・。壺からカレーをライスにかける。いわゆる「ブラックカレー」といわれる黒っぽい色をしたルーカレーである。大量のタマネギがじっくりと炒められていて味わいは豊かで濃厚。ライスとの相性は抜群。かなりレベルは高い。

 カツの方は、案の定、厚さ5ミリほどの薄い肉が使われていたが、それでも十分なボリュー感があることにはかわりがない。二口に一回ずつカツを食べられるという幸福。
壺に入ったルーもかなりのボリュームがあり、うまく分配しながらルーをかけていかないと、最後にルーを残してしまうこともありえる。

 これで780円。味、盛りつけの美しさ、ボリュームと全てに満足のいくコストパフォーマンスの高いカレーといえるだろう。

激辛カレー批評
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