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Sapporo Curry YOSHIMI池袋パルコ店東京都豊島区南池袋1−28−2 池袋パルコ7F 03-5956-2830
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「トロトロに煮込んだ豚角煮と野菜のカレー」を注文する。 なるほど、こう来たか。 いわゆるルーカレーをスープで薄めたような味である。 よくスープカレーを食べたことのない人から、「スープカレーというのは、ルーカレーをスープで薄めたようなものですか?」と質問されるが、まさにそれを現実にしたのが、「YOSHIMI」のスープカレーである。 おそらくは、スープカレーを一度も食べたことがない人は、典型的なスープカレーとして、こんな味を想像するのだろう。 「YOSHIMI」は「札幌発」を強調しているが、札幌でこの系統の味のスープカレーというのは、食べたことがない。おそらくあっても、流行らないであろう・・・札幌では。 「YOSHIMI」のスープカレーが東京でヒットしているのは、「東京人のイメージ」にあったスープカレーだからなのだろう。 さらに、スープを食べていて思ったのは、想像以上に油が多く、味付けがしょっぱめであることだ。つまり、ライスと一緒に食べて「ちょうどいい味」として設定されている。 札幌のスープカレーは、スープ単独で食べて「ちょうどいい味」に設定されていることが多いので、これも「東京ならでは」という感じがした。 スープだけを二、三口連続で飲むと、明らかにしょっぱい。 ライスにかけて食べるか、ライスをひたして食べる食べ方がお勧めだ。 なお、ライスが「おかわり自由」なのはうれしい。 こうしたサービスを設定しておいても女性客中心なので、実際におかわりする人は少ないだろう、と思ったが、そう思った瞬間、いきなり私の隣の女性客がライスをおかわりした(笑)。 「トロトロに煮込んだ豚角煮と野菜のカレー」の具の方。 野菜の種類が多く、いろどりが美しい。また、素揚げされていて、味もけっこういい。 野菜の種類が豊富というのは、女性に好かれる大きなポイントだろう。 メインの具材の角煮もトロトロでおいしかった。 この店では、ソフトクリームとかパフェとかデザートが名物らしく、多くの客がデザートを注文していた。 「札幌発」を銘打ちながらも実は「東京流」にアレンジされている。 アレンジ系のスープカレーとしておもしろいと思った。 実際にここまで人気が出ているわけだから、東京の女性の心をつかむ「何か」がスープの中に盛り込まれているのだろう。 (2007年8月)
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