樺沢紫苑の札幌激辛カレー批評
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南家(MINAMIYA)

札幌市豊平東月寒3条16丁目

011―855―5666

 

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ムルギ 1050円

再食 ムルギ
 久しぶりに、「南家」再食。祝日の昼に行ったが、ほぼ満席の繁盛ぶり。
 「ムルギ」(チキン)がおいしいという情報があったので食べてたみた。表面はパリッと、そとて中は柔らかなチキンレッグが丸ごと一本入っている。あいかわらずの、スープのうまさ。そして、かなりのボリューム。
 「ラム」は、ちょっと固め。歯ごたえがあると言うべきか。ナイフでもなかなか切りずらい。これは、好みによる。
 個人的には、やはり前回食べた、「豚角煮」がこのスープには一番合っているのではないか、と再確認。
 前回に比べてややしょっぱめ、油多めだったのが、少し気になる。日常的なブレの範囲か・・・。  (2003年7月21日)

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ラムとパプリカ 1050円

 

初回訪問時


 昔からあるのは知っていたが、NKフーズから発売されたレトルトカレーの三種類のうちの一種類に含まれており、どういう店なのか気になった。レトルトの方は、普通においしいもののややインパクトに欠く。しかし、これのもとのカレーはひょっとしたら・・・、という予感が感じられた。
 札幌ドームの近く。北野通沿いにある。なかなか、この辺は行かない地区なので、多少迷う。
 日曜の14時頃に行ったが、まあまあの混み具合である。店を出る頃には品切れになっていたので注意しよう。
 ルーカレーとスープカレーの二種類がある。ルーカレーがおいしいという噂を聞いていたが、敢えてスープカレーに挑戦。「豚角煮とホウレン草のカレー」(1050円)にする。辛さは、5番まであるが、4番を注文する。

curry.jpg (17738 bytes)豚角煮とホウレン草のカレー
辛さ4番 1050円

 ちょっと時間がかかったが、アツアツの鉄鍋に入ったカレーが運ばれてきた。かなり辛い。しかし、その辛さは瞬時に消退し、マイルドなうまさと甘さに置き換わる。口内が甘辛い丁度良い後味に支配される。スープはかなり濃厚で、トロミがある。『カレーリーフ』に近い感じだが、『カレーリーブス』よりもパンチがあって辛さもある。スープの性状は違うが、口当たりとしては『ベンベラ』にも近い。辛さとマイルドな口当たりのバランスという点で、『ベンベラ』と似た味覚設計である。 minaminoya_mini.jpg (11848 bytes)
 辛さ4番はかなり辛いのだが、その辛さがスープのうまみや甘みを決して邪魔することがない。自分にとってはベストの辛さだった。
 具のポークは、分厚い。柔らかいが型崩れのしない一歩手前であり、東京『トプカ』の絶品ポークを思い出した。この「角煮」という具の選択は、見事に的中した。これだけしっかりした味のスープだと、個性の弱い具だと、スープに負けてしまうことがある。『ベンベラ』でもチキンよりも角煮の方がおいしく食べられるのと同様に、このスープに角煮は極めてマッチする。
 トマトが少し入ったスープは、ライスの相性が抜群であり、結構大目のライスがどんどんなくなっていく。結局、ライスが進みすぎて、スープを四分の一ほど残してしまった。スープはしょっぱくなく油っこくもないので、直接スープだけを口に入れてもおいしく味わうことができる。
 バター炒め(?)されたホウレン草もGOOD。ホウレン草という具の選択も含めて、『カレーリーブス』との共通点が多い。
 店内は、60年代のアメリカ風の内装で、広い割りに席数は少なく、スペースに余裕がある。カレーくささもなく、落ち着いた雰囲気である。また、ウェートレスの接客に好感を持てる。
 とにかく甘辛い口当たりが心地よい絶品カレーである。注文するときに、1050円は高いと思ったが、食べ終わってみてこれで1050円は安いと感じた。
 これだけおいしいカレー屋があったのに、今まで訪れていなかったことに後悔した。
                               (2003年2月11日)
営業時間 11:30〜22:00
定休日  水、第4火
駐車場  数台
席数  
ランチタイム  11:30〜14:00
種類  スープカレー
その他  
メニュー、値段 チキンカレー   750円 
白身魚のカレー 750円
野菜カレー    750円
チキンとナス(ココナッツミルクカレー)750円
ひき肉とオクラのカレー 700円

ペプシ 250円
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