樺沢紫苑の札幌激辛カレー批評 |
棗や 豊平区豊平3条11丁目1−17 |
チキンベジタブル 1200円 |
36号線を通ると、『棗や』の前に車がたくさん停まっているのを何回か目にした。最近は、結構繁盛しているという情報もあったので、再食してみた。 「チキンベジタブル 辛さ2.0」を注文する。辛さ2.0は、料金追加なしで食べられる一番辛い辛さ(激辛)である。 味的には昔と大きく変わってはいない印象。前の批評で、『デリー』と似た味と書いたが、確かに『デリー』のカシーミールと共通スパイスが使われている。そしして、舌にからみつくような味わいも、カシーミール・ライクである。とはいっても、『デリー』のカシーミールとは全く別物で、トマトの軽い酸味が、食べやすさを加えている。 『デリー』のカシーミールが、味の好みが分かれるように、サッパリとしたのどごしとかあじわいといのが、今のスープカレーの主流になっているなか、このスパイスがまとわりついてくるような絡みつくようなしつこさは、常連客にはたまらない刺激なのだろうが、かなり好みが分かれそうである。 やわらかチキンは、食べやすくおいしい。具もまずまずのレベル。 辛さ2.0は、激辛ファンにとっては、額に汗が流れる、満足の辛さであった。 ただ、スープが思ったより少ない。ライスも少なめ。まず、ライスがなくなり、次にスープがなくなり、具だけが4分の1ほど残された。1200円といえばスープカレーとしては、マックスの価格である。スープやライスを大盛りすると、1300円を越える。量が少ないのが、ちょっと残念。 ランチは780円という値段で提供されているが、この値段であれぱ、食べに行きたいという気がする。 (2003年5月25日) |
『棗や』という店名が、妙に食欲をそそる。以前から気になっていたが、たまたま本日近くを通ったので寄ってみた。 36号線沿いの、交差点に面しているので、場所は非常にわかりやすい。駐車場もあるが、2台分しかスペースがない。 本日の注文は、「ベジタブルシメジ、大辛」にする。辛さは、21段階ある。「大辛」とは言っても、辛さ的には中間である。 でかい皿に入ったスープが運ばれてくる。スープカレーであるが、透明ではない。赤色がついてるが、食感的にはどろっとしたところはなく、やはりスープカレーだ。味は、結構スパイシーである。そこそこに、スパイスが効いている。スープの旨みもまずまずである。『デリー』のカレーに似た味わいがある。 |
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ちょっとだけ酸味が入っている。トマトの酸味であろうか。 具は、ジャガイモ、ニンジン、ナス、ブロッコリー、ピーマン、トマトなどが入っている。やや下味が薄いような感じ。野菜のうまみが十分に引き出されているとは言いがたく、少し残念。 |
総評すると、とりたてて悪いところはないのだけど、突き抜けておいしいということもない。そつのない味を出しているのだが、特色がないというところが最大の欠点であろうか。 たたし、深夜1時までやっているというのは、うれしい。夜中に、どうしてもスープカレーを食べたくなっても、『棗や』なら安心である。夜は、バーとして経営しているようだ。つまみ類も、エスニック・フードがライン・アップされていておいしそうである。 『棗や』はカレー屋というよりは、カレーも置いている飲み屋として気楽に楽しんだほうがよいのかもしれない。 (2000年10月19日) |
![]() ライスの量は、けっこうある。 揚げたニンニクが食欲をそそる。 |
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