「映画の精神医学」 |
ソウ―SAW
角川ホラー文庫 著者:行川 渉 (著), James Wan (原著),
Leigh Whannell (原著), ジェームズ ワン, リー ワネル |
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映画のノベライゼーションです。「ソウ」の理解に役に立ちます。 ただ、映画の行間が補われていますが、ノベライゼーションはライターの創作物であって、映画作品そのものとは違います。 ノベライゼーションに書かれているから、映画の解釈としてそれが正しい、というこは全くありません。あくまでも、そま作品を題材にした別なフィクションとして楽しみましょう。 |
死ぬ瞬間―死とその過程について
著者:エリザベス キューブラー・ロス (著), Elisabeth K¨ubler‐Ross (原著), 鈴木 晶 (翻訳) 出版社:中公文庫 税込価格:1100円 |
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1960年代に200人もの癌患者をカウンセリングし、その経験と観察から、癌患者の心理をまとめた本である。この分野の先駆者がキャブラー・ロスである。 ターミナルケアのための「聖書」と呼ばれており、末期癌患者にかかわる医療関係には、必読の一冊とされる。 最初は、病気を否認する患者も、最後には死を受け入れる。命の不思議。心の不思議とでも、言おうか。人間の命とは何かについて考えさせられ、自分が死に至る過程にいないことを、つくづく幸福に思うであろう。、 |
脳が殺す―連続殺人犯:前頭葉の“秘密” 著者:ジョナサン・H. ピンカス (著), Jonathan H. Pincus (原著), 田口 俊樹 (翻訳) 出版社:光文社 税込価格:1995円 |
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殺人犯150人、調査期間25年。そこで明かされた驚愕の真実とは。
前頭葉と殺人犯の関係性とは? 殺人犯は裁かれるべきか、治療されるべきかという根源的な問いを投げかける。もちろん、全ての犯罪者がこうだというわけではないのだろうが、人間の脳と心の闇を考える上で、興味深い本である。 犯罪に向かう脳―人を犯罪にかきたてるもの |
連続殺人の心理
(上) (下) 著者:C.ウィルソン (著), D・シーマン (著), 中村 保男 |
作者のコリン・ウィルソンは、イギリスの思想家で、連続殺人、オカルトなどに多くの著作がある。ご存知の人も多いだろう。この分野での大家だ。その彼が、連続殺人犯を操作するFBIの捜査方法視点から、「連続殺人の心理」をまとめた本である。 |
「連続殺人犯」の心理分析 著者:ジェイソン モス (著), ジェフリー コトラー (著), Jason Moss (原著), Jeffrey Kottler (原著), 小田 晋 (翻訳), 酒井 和夫 (翻訳) 出版社:講談社 税込価格:1955円 |
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現代米国の代表的な連続殺人事件犯ダーマー、マンソン、ゲーシー、リー・ルーカスらとの文通、面接によって得た記録を心理学者ジェフリー・コトラー教授の指導を受けながらまとめ、彼らの心理を内面的に浮き彫りにする。 獄中にいる連続殺人者に手紙を書いて、文通を始めてしまう。そして、交友関係を深めて実際に面会までしてしまうというのが、方法論として凄い。一つのノンフィクションである。 ただ、筆者は一学生である。専門家の心理分析というよりは、観察記といったレベルか。ただ視点が、専門家ではなく、むしろ素人に近いところが、このノンフィクションの魅力かもしれない。 |
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