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イエス・キリストを描いた映画

★★ 特に推薦 推薦

パッション ★★

監督:メル・ギブソン 製作年:2004年

 徹底的なリアリズムに基づき描かれたリアルなイエス像。
 究極の映像表現。必見の映画です。
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聖衣 

監督:ニコラス・レイ 製作年:1961年

出演:ジーン・シモンズ他

 初のシネマスコープ作品であり、当時450万ドルという巨費を投じて作られた、大スペクタクル映画である。エルサレムの城壁のセットが凄い。
 イエスを殺したローマ兵ガリオの視点から見たイエス・キリストが描かれる。視点がユニークである。イエスの死後、ガリオがイエスへの信仰に目覚めていく過程が、説得力がありおもしろい。
 イエスのエルサレム入城以後が描かれている。

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キング・オブ・キングス

監督:ニコラス・レイ 製作年:1961年

出演ジェフリー・ハンター、ロバート・ライアン、シオバン ・マッケンナ
 イエスの生誕から、十字架にかかるまでが詳しく描かれた、2時間45分の大作。
 ただし、バラバ反ローマのゲリラ活動家だったりと、聖書と異なるフィクションも入っているので、注意して見たい。
 冒頭のローマ帝国によるユダヤ神殿の破壊シヘンなど、反ローマ帝国描写が、かなり強調されている印象。

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ジーザス・クライスト・スーパースター

監督:ゲイル・エドワーズ 製作年:1999年

 イエスの最後の1週間を描いたロックオペラ。
 肩肘に張らずに見ることが出来ます。私は結構好きです。
 これは映画ではなく、ブーロード・ウェイで上映されたミュージカルをDVD化したものです。この作品は、ノーマン・ジュイソン監督によって1973年映画化されていまずか、こちらはまだDVD化されていません。

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偉大な生涯の物語〈特別編〉 
監督:ジョージ・スティーヴンス 製作年:1965年
出演:マックス・フォン・シドー、ドロシー・マクガイア、チャールトン・ヘストン他

 イエスの生誕からウエスの復活までが詳しく描かれる。
 マックス・フォン・シドーの演じるイエスが格調高い。
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最後の誘惑
監督:マーティン・スコセッシ 製作年:1988年
出演:ウィレム・デフォー、ハーベイ・カイテル、デビッド・ボウイ
 
 ここで描かれるのは、「救世主イエス」ではなく、「人間イエス」である。ユダヤ教タルムード思想をもとに描かれた反キリスト映画である。「パッション」同様に、公開時に大きな論争を呼び、上映禁止運動まで起きた問題作である。
 

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ベンハー ★★
監督:ウィリアム・ワイラー  製作年:1959年
出演チャールトン・ヘストン、スティーブン・ボイド

 アカデミー賞11部門受賞。戦車レースのシーンはあまりにも有名。
イエスはサイド・ストーリーとして少し出てくるだけだが、ベンハーが徐々にイエスへの信仰に目覚めていくラストは感動的である。
 映画ファンであれば、当然見ておくべき作品。

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奇跡の丘 
監督:ピエル・パオロ・パゾリーニ 製作年:1964年
出演エンリケ・イラソキ、 マルゲリータ・カルーソ

「マタイによる福音書」を、ピエル・パオロ・パゾリーニ監督が聖書に忠実に完全映像化した作品。

 

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