映画の精神医学
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「スパイダーマン2」
 スパイダーマンはキリストだった


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Giotto

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Taddeo Gaddi
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Rubens
(ノートルダム寺院)
十字架を背負う 磔刑 キリスト降架
 スパイダーマンの重責を背負う、ということは、十字架を背負うことと同じ  電車の正面にはりつけになるスパイダーマン  力なく倒れるスパイダーマンを人々は大切に運び、そして見守る。

 

※ルーベンスの「キリスト降架」
 素晴らしい作品です。
 「フランダースの犬」で、ネロ少年が見たいとあこがれていた絵画がこの作品で、ネロはこの作品を見ながら、亡くなりました(涙)。
 「スパイダーマン2」で、スパイダーマンが電車の正面から救い出されるシーンは、この「キリスト降架」そのものといってもいでしょう。 

 

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Raffaello
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Tiepolo
復活 昇天
 死んだと思われたスパイダーマンが復活する  空(ビルの谷間)へと消えていくスパイダーマン

 

パウロの回心 ユダの裏切り
 スパイダーマンを恨み、スパイダーマンを攻撃するドク・オク。しかし、復活したスパイダーマンの説得に、自らの科学者としての初心を思い出し、自らが犠牲となって装置を破壊する。

 ユダヤ教のラビであったパウロは、キリスト教弾圧の先導者であった。しかし、復活したイエスと出会い、心を打たれた彼は回心し、数々の弾圧と戦いながら自己犠牲をいとわずキリスト教普及に邁進する。
 ピーターの友人だったハリー。しかし、スパイダーマンの正体を知ってしまったピーターは、スパイダーマンへの攻撃を攻撃を開始する(多分)。「スパイダーマン3」で。

 キリストの使徒であったユダ。しかし、ユダはキリストを裏切り、ユダヤの祭司長へ、イエスの居場所を教える。

 

 

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