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激辛カレー批評 |
元祖スリランカカリーの店 中央区大通西15丁目 |
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2003年6月から、スタッフが「アジアン・スイパス」の若い男の人と、女の人と交代になった。長年「スリ狂」にいたおばちゃんは、今は「アジスパ」にいる。 メンバーのみならず、メニューと値段も大幅刷新。 一番安い「チキン」(650円)から、「スリランカスペシャル」(1300円)まで、ふところ具合にあわせて注文できる。前は、「アジスパ」にしかなかった、「シーフド」も登場。ライス大盛は100円(以前150円)に。そして、辛さ設定による追加料金なし(100番以上は100円プラス、だが)。200円プラスでドリンクセットにもできるので、ドリンクを頼んでいた人は、さらにお得。以前から高いと言われていた「スリ狂」であるが、かなりリーズナブルな価格体系になったといえる。 なれなれしいオバチャン(常連にはそれが良かったが・・・)から、若い女性店員となり愛想も良くなり、メニューや辛さの選択など、詳しく教えてくれる。 少なかったライスも、ちょっとだけ増えた。 私の注文は、「マッシュベジ50番スープ大盛」と15年前から決まっている。 肝心な味はどうか。 まずは、辛さが全く違う。辛さが大幅ダウン。これは、30番くらいの辛さだろうか・・・。「スリ狂」の辛さはちょうど良い辛さで食べないとおいしくないので、かなり拍子抜けだ。以前と同じ辛さにするためには、20−30番はアップしないといけないかも。 さて、スープであるが、何か薄くなったような感じだ。「スリ狂」のカレーは、辛くするほどに、濃厚でマイルドになるのだが、以前の30番と比べても薄い感じ。辛さのスパイスが変わったのだろうか? 以前は、辛さの番数が低くても、スパイスの風味と力強い辛さ、パンチ力に満ち溢れていたのだが、何か気の抜けたような辛さだ。 スープカレーは、日によっ多少のて味ムラがある。しかし、スタッフの変更になる前の、5月にも一度来たのだが、その時もすでにスープは薄く、辛さに力がなかった。 もちろん、十分においしいのだが、「週3回食べたくなるような神がかり的なうまさ」は、今のスープにはない。「スリ狂」は、長年、私のベストワンのカレー屋だったのだが、この味の変化は残念である。ジャガイモやニンジンの味も、以前のパーフェクトな味と比べて、レベルダウンしているとしか言いようがない。15年近くこの店に通い続ける者の一人として、何とか昔の味に戻ってほしいと、切に希望する。 「アジ・スパ」で昔ながらの「神がかり的なうまさ」が継承されているのか、気になるところなので、近いうちに確認しなくてはいけない。 (2003年6月17日) 昔の味 |
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