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激辛カレー批評 |
らっきょブラザーズ
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パイ包み 再再食 少し温かい季節となってきた。ひょっとして、夏場は「パイ包み」はメニューからなくなるかもしれない。そんな危惧もあって、食べ収めと思い再食してみた。 |
再食 メニュー大幅変更 オープン時は「らっきょ」本店とほぼ同じメニューだった「らっきょブラ」だが、メニューが大幅に変更された。「豚キムチカレー」「3種きのことチーズのパイ包み」が定番メニュー入り。マンスリー・カレー(月替り)も2種ある。なんと15種類もの具が入る「ブラザーズスペシャル」という豪華な一品も加わった。本店では定番メニュー、「らっきょブラ」ではちょっとユニークなメニューが楽しめるという、それぞれの違いが明確に打ち出された。 |
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豚キムチカレー 5番 通常のスープに、キムチの酸味と辛さが加わる。酸味がやや強いので、好き嫌いは分かれるかもしれない。辛さは通常より1−2番はアップしているだろう。いつも5番は辛くないのだが、今日のは汗がどっと流れた。豚肉が結構入っている。小さく切られていて食べやすい。豚肉がスープにうまみを追加している。 ということで、酸味好き、または辛いもの好きにお勧めの一皿。 豚トロと高菜のとき卵のスープカレー 2月のマンスリーカレー。名前の通り、メインの具は豚トロ、そこに多めの高菜が入り、とき卵になっている。豚トロ自体はかなり油っぽいのだが、高菜がサッパリ感を演出し、とき卵がまろやかさ、やわらかな食感を与える。 |
札幌カレー探報には、「メインの豚トロはちょっと硬い。歯の弱い私には噛み切れないので、個人的にはもう少し小さめに切ってほしい」と書かれていたが、私が食べたときには、幅2-3cmほどの細長に切られており、サクリと歯で噛み切れて食べやすかった。おそらく、切り方を変えたのだろう。私は、「豚トロ=硬い」というイメージがあったが、この豚トロは食べやすかったという点で、好印象である。 とはいっても、やはり豚トロは油っぽい。サッパリ嗜好の人の口にはあわない。ということで、コッテリ好きの若者にお勧めする。 とき卵になると、トマト風味の普通のスープの味と印象が全く異なる。違う具で、また挑戦したい気がした。 (2004年2月20日) |
2月のMonthly Curry |
再食 ラビオリ 前回、食べたとき、以前の「らっきょ」に比べてやや味が弱い感じがしたので、どうなっているかと思い再食してみる。 注文は、「ラビオリ、5番」とした。しっかりとしたスープの旨みが戻っていて安心。 ラビオリは、ラビオリ自体から味が出ないので、基本スープの味を確かめるのには最適なメニューだ。というか、本当はそんな食べ方、したくないのだけども。 スープにコクがある。以前よりもだ。ひょっとして、「らっきょブラ」開店以前の「らっきょ」本店の味よりもおいしくなっているのではないか? というか、おいしくなっている。 仕込み量の増加によって、いろいろと味の試行錯誤があったようだが、結果として以前よりもレベルアップするとは恐るべしらっきょパワー。 |
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「らっきょ」「らっきょブラ」間の味の差は、ほとんどないように思える。どちらに足を運んでも同じだろう。「らっきょ」本店では、月替わりメニューの開発に、かなりの力を入れている様子で、今一番のっているカレー店の一軒と言うそうだ。 (2003年12月) |
開店時のレビュー 2003年10月5日、「らっきょ」の支店「らっきょブラザーズ」が、北26条にオープンした。場所は地下鉄南北線「北24条」駅から近く便利である。 店内は明かりを落としてバーのような雰囲気である。席数は、4人テーブル3卓とカウンター4席の12席と狭い。一方、厨房は結構広い。現在、こちらの厨房でせスープ工房として、「らっきょ」本店のスープも一緒に作っている。 仕込み量が二倍になったわけだが、同じ味が維持できているだろうか? オープン当初は若干のブレがあったと聞くが、敢えて安定したであろう時期を狙って食べに来た。 メニュー、価格などは、本店と同じである。 |
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注文は食べなれた、「いろどり野菜のカレー 5番」とした。 あいかわらずのおいしさ。以前の本店の味と、そう大きく変わることはなく、一安心である。敢えて違いを言えというなら、若干ではあるがうまみが弱いような気がする。その分、相対的なものだろうが、トマトの風味が若干強めに感じた。通常の日ごとの変動範囲ともいえるかもしれないが・・・。一般に、材料の割合を同じにして、仕込み量を多くするとスープが薄めになるので、その辺の修正がまだ完成していないということもありえる。 この辺の微妙な味の違いにこだわる人も少ないだろう。 いずれにせよ、おいしいスープカレーの一皿であることには違いない。それにしても、ライスはおいしいね。 今後、過去の「月替わりメニュー」の中で人気の高いものを復活させて提供していくという計画もあるようで、楽しみである。せっかくの支店だから、本店との違いや遊び心をどんどん発揮していって欲しい。 (2003年10月27日) |
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