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激辛カレー批評 |
レトルト トプカ インド風ホークカリー
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サンクスで、「トプカ インド風ポークカレー」を見つけた。『トプカ』は、東京のカレー店でも数少ないお気に入りの店の一つであるから、瞬間的に購入してしまった。 さて、早速食べてみる。レトルトを温めて、ライスの上に盛る。袋からゴロゴロとポークと野菜が出てくる。レトルトの肉と野菜といえば、寂しいほど小さいが、このカレーの肉と野菜はなかなかの大きさである。 さて、味は・・・。うん、なかなかにスパイシー。『トプカ』のポークカレーの雰囲気をかなりよく再現している。口当たり、辛さ、スパイスの後味。実においしい。もちろん、スープのうまみという点では、本店のカレーに及ぶはずがないが、本店の雰囲気、すなわち「どんなカレーなのか」が、この一皿にうまく凝縮されている。 |
本店のカレーは、スパイスの強さやパンチ力、スープの旨みを、そのまま1.3倍くらい増幅したような味だ。多分これを食べた人は、本店の本物を食べてみたいと思うだろう。それこそが、店名を冠したレトルトカレーの本来のありようだ。これこそ、最高の広告である。 具のポークであるが、これも『トプカ』のポークをかなりよく再現しているように思う。すなわち、ポークの角が残った、鋭い切り口の食感が、このレトルトでも楽しめるのには驚かされる。レトルトの肉や野菜は、どの製品もやや煮込みすぎの感があるが、このレトルトの煮込み具合は、絶妙である。 たかがレトルトではきはあるが、ちょっとした職人芸が楽しめる。レトルト・カレーとしては、この辺が最高レベルと言えるのではないだろうか。 (2002年4月) 【読者の声】 |