[映画の精神医学 HOME]

ソウ完全解読

 

■ 末期癌なのに入院していないのか?

 末期癌患者なのに入院していないの?
 末期癌患者だから、入院にならないのである。
 
 日本人の常識でいうと、「末期癌患者は病院にずっと入院しいるだろう」と思う。
 それは、正しい。

 しかし、これはアメリカ映画である。(監督、脚本はオーストラリア人だが)
 アメリカでの平均入院日数というのは、1週間程度である。
 1996年のデータだが、平均在院日数は、日本の33.5日に対して、アメリカは7.8日
である。アメリカで1ヶ月以上入院するというのは、よっぽどの重症患者じゃないと、
ありえない。
 あるいは、医療費がバカ高いので、長期の入院費は払えないという事態も起きる。
  
 脳転移に関しては、放射線療法や化学療法はほとんど効果はない。
 結腸癌の脳転移であるジョンの場合は、おそらく治療適応にはならない。
 即、帰宅である。
 一般論でいえば、患者が希望すれば、ホスピスへの入所ということはありえるかもしれないが・・・。
 
 したがって、彼は入院中ではなく、この日たまたま検査に来たということで、全て
説明できる。
 

 

まとめて読みたい方は、読みやすいPDF版
「ソウ完全解読」をこちらからダウンロードしてください。


[映画の精神医学 HOME]

 

関連サイト
[ブログ シカゴ発 映画の精神医学]
[精神医学・心理学本の全て]
[激辛カレー批評]
[カレー本の全て]
[スター・ウォーズ研究誌 ホスプレス]
[樺沢紫苑の世界へ]
[必ず役に立つ無料レポート]
[毎日50人 奇跡のメルマガ読者獲得法]