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憑依

 憑依とは、狐や狸などの動物霊。あるいは、悪霊などにとり憑かれる現象で、日本各地、あるいは世界各地に存在する。憑依なんて本当にあるの? と思う人もいるだろうが、精神現象としては非常によくある現象で、精神医学的にはしっすりと解明されている。もちろん、動物霊や悪魔の仕業ではないので、念のため。

憑依の精神医学



憑依の精神病理―現代における憑依の臨床
大宮司 信 (著

 憑依現象について、精神医学的に詳細に記した医学書です。
 憑依とは何かに始まり、治療にいたるまで、憑依のあらゆる側面がもらさず記載されています。精神科医が憑依について勉強するための本ですが、憑依についての専門的な知識をどうしても知りたいという人には、専門書の中では最もわかりやすく、最もまとまっている一冊だと思われます。
 
■価格:2804円
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hyoui1.jpg (8358 bytes) 憑依と呪いのエスノグラフィー
梅屋 潔 (著), 浦野 茂 (著), 中西 裕二 (著)

 「ムジナ」または「トンチボ」に憑かれる、化かされるということを佐渡島における調査を中心に、古くから伝わる憑依や呪いに関する事象についてまとめるとともに、それらが生ずる背景などを考察してます。
 「憑依」や「呪い」といった現象を精神医学的に研究するには、フィールドワークといって、実際に現地に調査に入り、詳しく調べて行きます。そうした、フィールドワークにもとずく研究成果がまとめられています。
 一般書として読むには、やや難しい感じもします。人文書や心理学書に読みなれた人には、興味深く読めるでしょう。
 
■価格:2940円
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hyoui2.jpg (3939 bytes) 憑依の視座―巫女の民俗学〈2
川村 邦光 (著)

 この本で扱われる憑依は、狐とか悪魔とかそういうものではない。「カミサマ」の憑依、「神憑き」であり、そうした現象をしばしば起こす巫女(シャーマン)について書かれている。
 イタコやオナカマといった、東北のシャーマンについて、詳しく、そして分かりやすく書かれている。
 死者を呼び寄せるイタコなど、素人目には演技や芝居にしか思えないが、「憑依」「巫女」といった、精神医学のキーワードで理解するのが正しいだろう。

■価格:2520円
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hyoui5.jpg (9328 bytes) 憑依と精神病―精神病理学的・文化精神医学的検討
高畑 直彦 (著), 内潟 一郎 (著), 七田 博文 (著)

 憑依とその病理。そして文化背景についての考察です。
高畑先生は私が大変お世話になった先生でもありますが、「憑依」と「文化精神医学」について詳しい先生です、特にアイヌにみられる「イム」という憑依(ヒステリー)現象を調べられていました。
 この本は学術書ですが、「憑依の精神病理―現代における憑依の臨床」を読んで、さらに「憑依」らついて専門的なことを勉強したいという方は、お読みください。
 
■価格:6705円
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憑依の文化・民俗学


hyoui7.jpg (7829 bytes) 日本の憑きもの―社会人類学的考察
吉田 禎吾(著)

 キツネ憑き、イヌガミ憑きなどの「憑きもの現象」の背後には、日本社会の家筋の問題を含む人間関係の祖型が匿されています。民俗学的調査と外国の類例との比較から憑きもの現象を考察しています。

■価格:840円
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hyoui8.jpg (5795 bytes) 憑霊信仰論―妖怪研究への試み
小松 和彦 (著)

 憑く」という語の本来の意味は、事物としてのものにもともと内在する精霊や、異界の神霊などが、別の事物としてのものに乗り移ることを意味していました。本書は、こうした憑依現象を手懸りにして、狐憑き、犬神憑き、山姥、式神、護法、付喪神など、人間のもつ邪悪な精神領域へと踏み込み、憑依という宗教現象の概念と行為の体系を介して、日本人の闇の歴史の中にうごめく情念の世界を明らかにしています。

■価格:840円
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hyoui6.jpg (3853 bytes) 死者の救済史―供養と憑依の宗教学
池上 良正 (著)

 日本人は死者をどのように受け入れてきたのか?
 「供養」と「憑依」をキーワードに、日本人の死生観を捉え直しています。
 
■価格:1680円
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気軽に憑依を知る


hyoui9.jpg (10412 bytes) 水木しげるの憑物百怪 (上) (下)
水木 しげる (著)
 
 水木しげる先生は、私の最も好きな漫画家の一人です。
 「げげげの鬼太郎」などの妖怪漫画でしられますが、日本中を歩い妖怪を絵に収めるという仕事は、民族学の手法とほとんど変わらないものです。
 水木先生の妖怪研究は、民俗学的にも非常に価値のあるものと考えられます。
 この「憑物百怪」は、日本全国から集められた憑物120が絵入で紹介されています。
 こうして見ると日本は、憑物大国、憑依大国であったことがわかりますが、それは日本が自然豊かで、豊かな文化、習俗を持っていたとも言い換えられます。
 憑依が珍しくなりつつある現代社会。良い変えると、自然も文化も失われつつあるということでしょう。
 
■価格:770円
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外国の憑依現象


hyoui3.jpg (10750 bytes) 精霊の子供―コモロ諸島における憑依の民族誌
花渕 馨也 (著) 

 インド洋西端に浮かぶコモロ諸島。そこで繰り広げられる憑依儀礼は自他の区別を融解し、もう一つの「現実」を作り上げる。精緻なフィールドワークによって、精霊世界が描き出されます。
 
■価格:6800円
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hyoui4.jpg (5861 bytes)

西ネパールの憑依カルト―ポピュラー・ヒンドゥーイズムにおける不幸と紛争
安野 早己 (著)

 憑依し託宣するマスト神は、人々の不幸を救済し紛争も解決するといわれています。西ネパールの丘陵地に住むブラーマンが信奉する、神々と人との相互関係を丹念なフィールドワークに基づいて活写しています。

■価格:7350円
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エクスタシーの人類学―憑依とシャーマニズム
I.M.ルイス (著)

■価格:1470円
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