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激辛カレー批評 |
第一回 札幌で一番おいしいカレー屋はどこだ ! ! 結果発表 |
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「第一回札幌で一番おいしいカレー屋はどこだ ! !」の結果が出ました。全投票数18票と、非常に少ない数ではありましたが、投票された方々のカレーへの情熱は、ひしひしと伝わりました。投票いただき、本当にありがとうございます。投票数が多ければ、正確な統計になるかというと、必ずしもそうではありません。タウン誌などで行われるラーメンの投票などをみても、一般的に人気のある店が上位に来ているだけであって、本当においしい店が上位にきていないことがそれを証明しています。 今回の投票は、「激辛カレー批評」の読者、すなわち本当のカレー好きによるカレー投票という意味で、非常に意義があると思います。その結果は、極めて僅差、特に5位以下はわずか4点差のあいだに6軒が入るという、超激戦でありました。まさに、読者の1票が順位を明らかに左右したことになります。得点は、1位 5点、2位 4点、・・・5位 1点として集計しました。三軒しか記載しなかった人も、1位は5点です。得点が同点の場合は得票数が多い店、より多くの人の支持を集めた店を上位としました。 各順位ごとのコメント
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1位 マジック・スパイス 「マジスパ」の1位は、予想通りといったところ。おそらく、カレー通による投票、あるいは一般人による投票でも、「マジスパ」の高い人気は変わらないであろう。実際、いつ行っても混んでいる、札幌で一番繁盛しているカレー屋が「マジスパ」であることは、間違いない。今回の結果は、そうした一般的なひょうかをが、そのまま現れている。 |
[読者の声] 「マジスパ最高!」 「アブナイ薬が入ってるんじゃないかという噂、本気にしてます。」
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2位 らっきょ 「らっきょ」の2位は意外であった。味的には、間違いなく札幌スープカレーの上位に位置すると思われるが、知名度的に高くないと思っていた。「らっきょ」は得票数では、18人中10人の票を集め、最も多くの人たちに支持されたという点で、特筆に値する。 「らっきょ」が2位にくるというのは、「激辛カレー批評」の読者はさすがという感じがした。カレー屋の探索がかなり進んでいないと、「ら |
っきょ」にまで手が回らないはずであるから、読者の皆さんはかなりのカレー屋を食べ歩いているつわものであることがここに現れている。 [読者の声] 「一回しか行ってないけどすごくうまかった」
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3位 スリランカ狂我国 「スリランカ」の3位は大変うれしい。私の最も好きなカレー屋が「スリランカ」であることは、当ページの読者には周知のとおりであるが、「スリランカ」の味はマニア受けする味であって、一般うけする味ではないことは、私も十分承知している。したがって、「スリランカ」は4位か5位と予想していたが、3位というのは凄い健闘だと思った。 |
この結果から、「激辛カレー批評」の読者には、本当に辛いカレーの愛好者が多いのだなあ、ということがわかる。また、「スリランカ」好きの私、樺沢の舌と似た感覚を持った人が、このホームページに集まってくださっているのだろう。 [読者の声] 「ほとんど中毒です。どうしても食べたいという発作に襲われます。」
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4位 ピカンティ ここ数年で開店した店の中で、最も人気が高いのが、この「ピカンティ」である。私の周りにも、ピカンティ・ファンが多数いる。札幌スープカレーにおける一つの重要なムーブメントとして、「ピカンティ」の開店は大きな事件である。 |
この4位というのは、むしろ順位が低いような気がするが、まだ「ピカンティ」を訪れたことのない人、名前すら聞いたことがない人も時々いて、知名度としては広く認知されているとは言い難い。一部の熱狂的な「ピカンティ」ファンが、強く「ピカンティ」を支持しているのが、今の「ピカンティ」人気の実像であろう。今後、この人気が一般の人たちにまで広がるかどうかという点に興味がある。おそらく、第二回のカレー投票をした場合、「ピカンティ」はもっと上位にくるような気がする。 もう一つ集計結果でおもしろいのが、「ピカンティ」に投票している人で、「マジスパ」に投票した人が誰もいなかったという事実である。「マジスパ」と「ピカンティ」は相容れない味であることが、証明された。 [読者の声] 「私が一番好きなカレーはピカンティの「フューチャリングカレーのチキン野菜 辛さ2・5」です。和風な感じがとても好きで、中毒になっています。本当は毎日食べたいくらい。月に3度ほど、ピカンティの近所に行く用事があるので、毎回一人でランチしています。」 「どちらかというと僕はYellowのほう(フューチャリングスープカレー)が好 きです。この店は、5日に一回は食べに行っています。」
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5位 Voyage 「Voyage」は、、「ピカンティ」の二人のマスターの一人が開いた店であり、味的にも似たものがある。しかし、投票結果を分析したところ、意外なことに「ピカンティ」と「Voyage」の両方に投票している人は、たった1人しかいなかった。これは、同じようなカレーが食べれるということで、自分の地理的に便利な方の店だけに集中的に通っているということを意味するだろう。あるいは、遠慮してどちらか一軒にしぼったのか。 |
「Voyage」は(一時閉店後の)開店から、一年とたっていない。その状態で、これだけの高い人気を得ているということは、これから人気がもっと伸びるということを意味するだろう。 [読者の声] 「具が沢山入ってて、御飯が白飯で無い処が素晴らしい。そして学校から一番近いので行き易い。有難い。」
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6位 天竺 樺沢の星取表で、唯一四星以下の評価で、ベストテン入りをしたのが、この「天竺」である。 「天竺」は北32条駅の近くということで、ちょっと中心地から外れているという点で、しょっちゅう足を運ばなかったことが、私の低い評価に現れてしまったのかと、若干反省している。今後、もう少し食べこんで見たいと思う。実際、この味でこの値段は、非常にお値打ちであり、その辺のコスト・パフォーマンスの高さがこの6位入賞に反映されているのだろう。 |
[読者の声] 「ちょっと塩っぱく、鋭い味ですが、うまく下ごしらえされた野菜とスー プとの取り合わせがGOOD。量は足りなめかな。」
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7位 アジャンタ 「アジャンタ」の7位というのは、やや順位が低いような気がする。「アジャンタ」ファンの人には、不本意に思うかもしれないが、非常に妥当な結果とも言える。「アジャンタ」は一部の熱狂的な常連客に支えられている店である。したがって、「アジャンタ」のファンの人は、「アジャンタ」のカレーが好きなのであって、他のカレーを食 |
べ歩こうという感覚は希薄であり、カレー屋めぐりのホームページである「激辛カレー批評」の読者にはなりずらいということがあったのではないだろうか。 [読者の声] 「アジャンタの「とり」の絶品さは他に比較できません。2位以下とはまったく別の食べ物だとおもいます。チキンが絶妙のスープと絡まったあのコクのある辛さ。もう何年も病みつき状態から抜け出せず、発作が週に1、2度は訪れます。札幌を転勤になってしまうのが怖い。芸術です。」
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7位 サボイ 「サボイ」は、「アジャンタ」と同点で7位である。昔からの老舗同士が同位というのも、運命的なものがある。「サボイ」のカレーが好きという人は、非常に多い。カレー通ではなく、もっと対照群を広げたアンケートでは上位にいくであろう。 [読者の声] |
「サボイはダントツです。味の変動もほとんどない。数種類のダシがきいているであろうスープは上品な味わい。思わず襟を正し、香りに耳を澄ませたくなります。スープもご飯も量が多く、大人の男性でも十分満足できます。私は辛目がすきなので1〜5までの辛さのうち、4を選んでいます。」
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9位 ミルチ 「ミルチ」が9位に入るあたりが、今回のカレー投票の信憑度が非常に高いことを示している。安くておいしいインドカレー。昔からあるこの老舗が、ベストテンに入らないのなら、そのアンケートはかなり偏った信頼性の低いものと見るべきだ。 当ページの読者たちが、かなり広く、網羅的に札幌のカレー屋を食べ歩いているという非常に重要な証拠である。 |
[読者の声] 「学生のときは毎日のように通いました。安くておいしい。」
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10位 村上カレー プルプル 「ブルブル」の10位というのは、非常に絶妙な順位だと思う。「ブルブル」は札幌スープカレーの過渡期を支えた重要な店なのであるが、最近の相次ぐスープカレーの新店オープンにおされ気味と言えるだろう。それが、この10位という順位に絶妙に現れている。今後2回目のカレー投票を行ったときに、10位から落ちる可能性が最も高いのが、残念ながらこの「プルプル」なのである。今後の健闘を期待したい。 |
[読者の声] 「そこぢからとプルプルは、何度も行きたくなる味です。 両方ともチキンとスープが特別においしい。」
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[結論] 樺沢の星取表で、現在四星以上の評価を与えている店は10軒ある。その10軒中8軒が、このベスト10に含まれているのである。 三星半以上の店ということになると、100%の一致率である。 これは偶然ではない。カレー屋というのは、嗜好品であった個人の好みによる要素が大きいと思われているが、明らかにおいしい店、レベルの高い店というのは存在するのである。 今回のベストテンは非常に貴重なものであり、この信憑度はかなり高いと思われる。 今後の読者のカレー屋めぐりの重要な指標として参考にしてほしい。 |
11位以下の結果も見よう。 |